2007年9月アーカイブ

(3)から半年以上経って、まだ続いてたんかい?と呆れてらっしゃる向きも多かろう。
あと3ヶ月強しかない2007年中に完結するんかい?と危ぶむ向きも多かろう。

前者に対しては、「続いてますし、さらに続きます」、後者に対しては「私が聞きたい」と答えつつ、書かないよりは一つでも多く書いた方がましだろうと第四弾。

(3)から半年以上も間が空いたが、取り上げるのは(3)と同じ日に飲んだワイン。そのワインとは..

'Y' de Yquem 1979

誰もがその前のKrugの余韻に延々と浸り続けており、かつ、6人でマグナムを空けたので、それなりに酔いも回ってきており、口にこそ出さなかったが「この後何を持ってきても霞むで」とそれぞれが思っていたに違いない。

そんなところに供されたのが、M氏(ご結婚おめでとうございます^^)差し入れのこのワイン。正直言うと味わいとかは覚えて無いものの、感激のレベルだけははっきりと印象に残っているのである。「うわぁ!!」「何これ?!」「うそぉ!!」「おいしーい!!」と感嘆符また感嘆符の連呼だったこともはっきりと蘇る。
Krugも蜜、リンゴの蜜だったわけだが、こっちの方が香りも味わいももっと濃密系の蜜.....と思わせてドライに切れ上がる.....と思わせて(笑)余韻も蜜。ほのかだが濃密、濃密だがほのか、と何度もどんでん返しを見せる。凄くトリッキーながら普通に美味しい。あのKrugの後にはこれ以外ありえないだろうという見事なチョイス。

'Y'初体験で、いきなり熟成してムンムンのをいただいてしまったのは幸福なのか不幸なのか?もう一度飲んでみたいような、若すぎるのだと間違いなく失望しちゃいそうな、と味わいの印象から始まって、全てが反転するモチーフに彩られたワインであったことよ。

<おまけ>
2006年印象に残らなかったワイン
この日は出だしのシャンパーニュがシャンパーニュだったものだから、赤ワインたちもそれなりに気合を入れていたのだ。
Chateau Angelus 1990
Chateau Trotanoy 1975
が、見事に印象に残りませんでした(涙)。別の機会に飲むべきだったと猛反省中...

5巻6巻と面白くないのを無理して読んで、早く完結することだけを心待ちにしていたハリーポッターシリーズをようやく読み終えることができた。

7巻は5・6巻よりは随分面白かったが、取り立てて傑作というほどのものではないと思われる。5巻6巻あたりの面白く無さに投げ出しそうになっている人がいたら、「そう言わずに読んだら」と勧めるが、今からシリーズを読み始めようという人に特に勧めようとは思わない、という程度。

見事なまでに映画のノベライゼーションである。良くも悪くも映画はある一方向にイメージを固定化してしまうので、原作の深みがちょっと削がれてしまうような感があったりするが、ハリーポッターシリーズの場合はそのような原作と映画との距離を感じない。原作が大部で、映画化に際して細かいエピソードがかなり省略されてストーリーのつながりが分かりにくくなるようなところがあるので、それを補うために原作を読むと良い、ということはあるかも知れない。

ハリウッドのシリーズ物の最終話では良くあるパターンだが、最終話だけはオープニングのテーマミュージックが流れずに、通奏低音に乗って始まったストーリーはいきなりメインプロットの小クライマックスに突入、というのを見事に踏襲しているのも、いかにもハリウッド主導で7作書かされた(のかどうかは分からんが)お話らしい。

とか何とか、文句ばっかり言うんなら最初っから読むなってことなんでしょうが(笑)、最後はそれなりのカタルシスもあり、面白かったです。

ハリーポッター全話の面白さ変遷をグラフにするとこんな感じ↓
harry.png
3巻目まではいい感じだったので、4巻で完結していれば、傑作シリーズと言えたのでは、と思ってしまう。4巻の最後の次巻以降に期待を持たせる感じは悪くなかったので、5巻で完結と言うのもありだったと思う。が、7巻まで書いちゃったのは、ハリウッドと握っちゃったせいでやめられなかったのね、って感じ。

今日、ネット上で探し物をしていたら、バイオニック・ジェミーのバナーに目が留まってしまった。

NBCでリメイクするらしい。

ふーん、今度のジェミーは1984年生まれかぁ....元祖ジェミーとは35歳違いらしい^^;

オリジナルのシリーズは再放送で何度も見たような...コロラドに住んでた頃もケーブルで結構やってたような記憶があるが...そうですか、リメイクですか。
何かとっても見てみたい気分。

先日のQuechupも「やっちゃった」感満載でしたが、またやっちゃいました。
今度はSkype Chatのwormです。

うっかりクリックすると、コンタクトリストの全員に↓のようなチャットメッセージをばら撒いてくれます。

[19:47:48] hey
[19:48:14] your photos looks realy nice
[19:48:37] http://www.myimagespace.net/erotic-gallerys/usr5d8c/dsc027.jpg
[19:49:02] oh sry not for u
[19:49:18] (rofl)

まあ、言い訳をすると、このwormに感染した人から↑のメッセージを送られたわけではないんです。もしそうならクリックしなかったと思うんですが、信頼する某氏がわざわざ↑のメッセージをコピペして送ってくれて、かつ、「wormだ」とも「クリックするな」とも何の注釈も付けてくれなかった訳です。で、彼からコメント無しで参照先のみが送られてきたときは「見てみろ」の意味なので、何の疑いも無くクリックしてしまって見事に感染、という次第でした。

と、言い訳はどうあれ、またまたご迷惑をかけてしまった皆さんごめんなさいm(_,_)m

ついにniftyを退会した。

どう少なく見積もってもここ5年くらい、下手したら10年近く全くアクセスしたことが無かったので、もっと早く辞めても良かったようなものだったのだが、87年にNifty-Serveがまだ試行サービスだった頃からのユーザだったもので、なんとなく辞めそびれて今日に至っていた。
今となってはそんなことは無いと思うが、初期の頃は「○周年のご挨拶」とかいうメールに「試行サービスの頃からお世話になってます」と、社長名でメールが届いたりしていて、本当に社長さんが自分でメールを書いていると思うほど「うぶ」ではないものの、「最古参」と認知されているというのは悪い気がするものでも無いわけで、そのおかげで(だけじゃないにせよ)全く使いもしない最後の何年かで何万円も貢いだことを考えると、あの地道なメールを出したマーケティング担当の方にもきっと喜んでいただけるだろう、と思ったりするわけだ。

ここまでダラダラと続けてしまったniftyを辞めようと思ったきっかけは2005年に彼らがフォーラムの運用をやめたというニュースを目にしたことだったのだが、それから2年も掛かってしまったのは、退会受付は基本的にオンラインで行うようになっていて、会員ページにアクセスしようにもパスワードが全く分からないし、パスワードを再発行してもらおうにもパスワードが送付されることになる登録住所から既に引っ越してしまっているし、というようなちょっとした邪魔臭さが重なったことによるわけで、この点でもniftyのマーケティング担当は良い仕事をしていたといえよう。

niftyの歴史の中で残念だった(って今が終わってるみたいな言い方ですみません^^;)のは日商岩井がnifty株を手放したがった99年に、当初ドコモが手を上げていたのに、富士通が頑張ってしまったことだ。富士通がそのような行動に出た理由は何となく理解できる。ドコモと富士通の力関係を考えると、ドコモと富士通の折半出資の会社は90%ドコモの意向が通る会社になるに違いないわけで、出資比率が全く変わらないにも関わらず、ある日を境に発言力がガックリと落ちるというのは納得がいかないに違いない。ひょっとしたら、富士通は日商岩井の持分を買うなら、いっそうちの持分を買ってくれと言ったかも知れないが、ドコモからすれば、半分買っただけでも実質支配できるのに、意味も無く倍の金を払って残りの半分を手に入れる必要は感じなかったに違いない。
というわけで、富士通の100%子会社にならざるを得なかった経緯は理解はできるものの、ドコモと一緒になってれば、その頃ちょうど始まって凄い勢いで一世を風靡した日本独自のiモードと、同じく日本独自の進化を遂げたniftyのフォーラムとでちょっと面白い世界が盛り上がったかも知れなかった訳で、それに比べて、その後ドコモはAOLなんかに手を出しちゃって実に見事に泣かず飛ばず、niftyのフォーラムもあえなく閉鎖、というドコモにとってもniftyにとっても実に「あーあ」な展開になってしまったのは残念と言うほか無い。

もう一つ残念といえば、フォーラムのサービス停止はやむを得ないとは言え、新規の書き込みのみならず、古いバージョンを閲覧することも出来なくなってしまっていることだ。それについても、そうせざるを得ない経緯があったのだろうとは思うが、あれだけの文化的蓄積を葬ってしまうのは実にもったいないと言わざるを得ない。

最後に、niftyのサービス開始時期についてはniftyのサイトの沿革を見ても、或いはWikipediaを見ても、87年4月となっている。が、私は87年に某社に入社してから(少なくともWikipediaで言っている4/15以降)に同期の勧めでniftyを始めており、その当時はまだ試行サービスだったというのは、「試行サービスの頃からご愛顧いただき..」というメールをもらっていたことからも明らかなので、87年4月の時点では間違いなく、NIFTY-Serveは試行サービスだったと思うのだが、試行サービス、本サービスの開始時期は実際のところどうだったんだろう、というのが謎である。どなたかご存知の方がいらっしゃれば、ぜひともご教示いただきたい。

とある人から、QuechupというSNSに招待されたので、うっかり登録していたんですが、今日になって、自分の別のメールアドレス宛に自分からの招待状が来ていてびっくり。何じゃこりゃ?と思っていると、何年も連絡を取っていない知り合いから"Out of office auto reply"が来ていてこれまた???、良く見ると、私からのQuechupへのInvitationに対するauto replyらしい。

メーラーのコンタクトリストからInvitationの送信先をリストアップしてくれる機能がある、とは登録時の案内で知っていたのですが、リストアップだけしてくれて、実際にInvitationを送るか否かは当然私が決めるものと思っていたら、片っ端から送りつけてくださるらしい(怒)。

早速、Quechupからは退会して、Gmailのパスワードも変更した(Invitationの送信先リストアップ対象メーラとしてGmailを指定していたので)。

私とこれまでGmailでメールのやり取りをしたことがある方、ごめんなさい。Gmailは非常に使用頻度が低いので、被害の範囲は限られているとはいうものの、コンタクトリストは127件登録されていたようなので、それらの方々には非常に申し訳ないことをしました。

しかし、SNSもやっぱりこうなっちゃいましたね、って感じでちょっと悲しい...

以前に行っていまいちとの印象を持った九段斑鳩だが、Andyさんから「塩本鰹ラーメンのスープは凄く良かった」と聞いてはさすがに再確認しないわけには行かず、再訪。
とはいえ、行列してまでは再訪しなかったと思われる訳だが、その日は行列せずに入店できたからこその再訪だ。酷暑の2007年8月の中でも3本の指に入るくらい暑い日の午後3時前となれば、如何に人気店といえども暑苦しい食べ物の部類に入るラーメン屋の前に行列が無くても何の不思議も無いというものだろう。
それにしても、その日の暑さは本当に凄かった。建物から一歩出た途端に「ガツン」と後頭部をどつかれたような衝撃を感じて、次の瞬間、前後左右上下の感覚がちょっと曖昧になる感じがしつつ、「ここはどこ私は誰」状態一歩手前にまで至り、その後、日陰を見つけて焼け石に水程度に気温が下がるとようやく「異様に暑い」ということを認識できる、というくらい凄かった。多分、その時の九段下近辺の温度は40度を余裕で超えていただろう。「こんな日にラーメンかいな」と自問するも、この暑さの中ラーメンを食うのともっとラーメンを美味しく感じそうな日に行列するのとどっちだ?と問われたら迷わず前者なので入店。
ノーマルのラーメンで斑鳩の斑鳩たる所以を探りたいという誘惑も大いにあったが、Andyさんのコメントを検証する方が重要ということで、またまた「塩本鰹ラーメン」をオーダー。

と、前置きが長い割にラーメンの感想はシンプルで申し訳ないのだが、「前回よりやや好印象だが、やっぱりいまいち」というところ。

麺は前回のように「こんな麺を使う奴の顔が見たい」とまでは思わなかったものの、いまいちなことは全く変わらず。スープも「別に」ってレベル。これについては、めちゃくちゃ暑い日だったので、もうちょっと塩分を身体が欲していたせいかもと多少好意的に考えてみたりもするが、それで下駄履かせても「別に」の範囲内な気がする。「前回よりやや好印象」だったのは行列が無かったのと、前回で期待値が下がっていたせいであろう。
もし、もう一度行く機会があったら(無いと思うけど)、今度こそノーマルのラーメンを食べることとしたい。

この夏の前半は以前のエントリでも書いたように、ウィルキンソン(昔はウ井ルキンソンって書いてませんでしたっけ?)のジンジャエールを美味しくいただいていた訳だが、近所のOKスーパーに入荷しなくなり、すっかりご無沙汰していたところ、午後の紅茶の「ダージリンスパークリング」が思いのほか美味しく、これからはこっちにしようと思った途端、やはりOKスーパーへの入荷がぱったりと途絶え、うーんどうしたものか状態だったわけである。
そこに現れたのが、Kirin「世界のKitchenから」シリーズ第二段の「ディアボロジンジャー」だ。これの生姜の強烈さはウィルキンソンの比ではない。生姜以外の香辛料もピリッといい味出している。生姜風味はディアボロジンジャーに負けてはいても、炭酸の強さ等によりガツンと来るアタックの強烈さはウィルキンソンに軍配が上がる。でもやっぱり、余韻まで生姜味しっかりで、しかも香料不使用のディアボロジンジャーが総合的には勝ってるかなぁと思いつつ、近所のドラッグストアで98円で見掛けたのを幸いに大量に買い込むのであった^^;

大量に汗をかいた猛暑の今年は、自転車通勤でさらに余計に汗をかいたこともあって、無糖の炭酸水が主食だった去年よりは甘い飲み物を大量に摂取している気が...

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