2006年12月アーカイブ

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クリスマスケーキはイナムラショウゾウ、というのがせっかく定番化しかけていたのに、昨年、一昨年は子供に押し切られる形で「キャラデコ」だったのだ。
何が悲しくて「バンダイ」のケーキを食わねばならんのだ?どこでもいいからせめてケーキ屋のケーキにしてくれ、と悲しい思いをしていたわけだが、「おもちゃ屋のケーキ」ということで、期待値「-500点」くらいの盛り下がり切った気分で口に運ぶと、思ったほどまずくない、というか、そこそこ食べられたりするのだ。
が、しかし、ガチャガチャで出てきそうなおもちゃが乗っている、という一点につられてケーキを買わされるのは納得いかない感120%だ。
というわけで、今年も「キャラデコ」かなぁ、と諦めかけていたところ、敵は「ポケモンセンターオリジナル『ピカチュウクリスマスケーキ』限定3,000コ発売!がいい」と言い出した。諦め気味に「はいはい」と生返事をしていたのだが、値段を見てびっくり。既に十分割高感のあるキャラデコの3000円に対しても7割増の5000円もするのだ。
これには我が家の主婦がいきなり反応。「ご、ご、ご、ごせんえん?そんなもんに五千円も払うくらいなら、お母さんが作ったげる!!」
と、最初(だけ)は威勢が良く、ピカチュウの耳の部分は何で作るかなぁ、と構想を練ったりもしていたわけだが、その後、全く忘れ去られたかのように話題に上らなくなり、クリスマスが近づくにつれて億劫になってきた気配が漂ってきた。そんな矢先にちょうど届いたイナムラショウゾウのダイレクトメール。
とっても都合の良いお母さんの脳内ロジックは「今年はキャラデコは欲しくないらしい→ピカチュウケーキは高いので却下→特に他に候補が無いならイナムラでも良いのでは」ということになったらしく、「今年はイナムラにするか」と仰る。
自分から「イナムラにしよう」と言い出すと、「あんたは自分のことばっかり考えて」と責められるのがオチなので、自粛モードの私ではあるが、お母様からそういう意見を率先して表明していただけるならば、と一も二も無く賛成^^)

というわけで、今年の我が家のクリスマスケーキはイナムラショウゾウが3年ぶりの復活を遂げたのでした。

しかも、チョコレートケーキは「うまい、うまい」と子供にもバカ受けだったので、来年以降もイナムラ継続可能なのではないかと期待しつつあるワタクシ...

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子供たちへのプレゼントは明朝だと思われますが、お父さんには一足早くミニーサンタさんからの贈り物が....(笑)

1999は一応子供のvintageだし、などという白々しい言い訳も、何がしか背中を押す役には立ってるわけですが、彼が飲めるようになる頃まで残っている可能性はゼロだと思われます^^;

最近の世の中、ヒドイ話には事欠かないが、今回の(株)レックス・ホールディングスのMBOはその酷さにおいて、相当上位にランクインしそうな話である。
MBOという手法自体に否定的なわけでは全然無いが、ほんの数年前にIPOしたばかりの経営者が自らMBOというのはどう考えても許される話ではない。
現在、レックス・ホールディングの12.9%を所有する西山社長は、MBO後の新会社の33.4%を所有することになるらしい。という一点だけからも、性質の悪い錬金術の臭いがしないだろうか?もちろんMBOに伴う借り入れでDebt Equity Ratioが激しく変化するので、残った株主の持分は「濃く」なる、という程度の算術は理解しているつもりだが、どうにも納得がいかない。
例えば、買い取り価格がめちゃくちゃ安い。一応、MBO発表時点の株価から多少のプレミアはついているものの、50万円以上あった株価がシナジーの見えない安易な買収の繰り返しで20万円台にまで下落した価格に対してのプレミアで、ほとんどの株主にとっては「ふざけるな」としか言いようの無い価格である。しかも、TOB後に株式逆分割を行い、TOBに応じなかった小口株主の保有分を「端株」にしてしまうらしく、プレスリリースの中で「端株の買取条件についてはTOBよりも悪くなるかも知れませんよ」と脅しに近い注意書きまで添える念の入れようだ。
レックスの西山社長については邱永漢氏が自身のサイトで、2004年6月16日から3日連続で、「牛角の西山社長に人格の問題あり」「パートナーを無視して約束を破る牛角の社長」「利益のためなら義理も人情もない牛角の社長」というコラムを掲載したことがあった。内容は、牛角の台湾出店に当たって随分手助けしてやったのに、撤退すると嘘をついて邱永漢氏の持株を安く買い取ろうとした、とか、共同経営者の邱永漢氏を無視して第三者割当増資をしようとした、とかいったものであった。その時は、半信半疑だったが、今回のMBOの一件を知ってしまうと、邱永漢氏のコラムは真実に思えてくるし、邱永漢氏のコラムが真実だとすると、物言う大株主であるところの邱永漢氏に対してすら仁義を守らない西山氏のことであるから、物言わぬ多数の小口株主のことなど省みずにMBO-再上場で丸儲け、というのは至極当然の判断なのであろう。
という訳で、このようなMBOを目的としたTOBには是非不成立になっていただきたいわけだが、株を持っている訳ではないので、TOB不成立には貢献できないのが残念である。せめてもの...というのと、TOBが成立してしまった場合に、本スキームに正義を成すには西山氏の33.4%の持分が激しく虧損する他は無いことから、ささやかにレックス関連会社不買運動を実施することとしたい。今後、牛角、温野菜、am/pm、成城石井...等々は利用しないことをここに宣言するものである。

PS 上で引用した邱永漢氏のコラムはサイトから削除されてしまっているようだが、googleのキャッシュにはまだ残っているので、読むことが出来る。私が保存しているgoogleのキャッシュは11月20日頃のものなので、MBO発表後にレックス側から何らかの削除要請があったのではないかと疑ってしまう。削除しなければ、邱永漢の男が上がったのになぁ、などと考えてしまうワタクシ...

本記事に関連したサイト

アドバンテッジ被害牛角株主のブログ
[R30]: 正直、このMBOはあり得ないだろ
FPN-納得できない牛角のMBO
経営は苦しくても、馬主はやめない~レックスHD西山社長の場合 - BODiTs - Blog Of Discount Tickets - 楽天ブログ(Blog)

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某所で安く落ちていたので、まとめて買ってみた。

85はとってもいい年だし、熟成したEtudeのピノを飲む機会なんてそうそうないし...なんて思いつつConnoisseurs'をチェックしたらこの年のEtudeのピノは☆☆☆の評価。!!!と思った瞬間にはクリックしてしまっていた(笑)。

で、そのワインがうちに届いてみると、なかなかに感慨深い。

「ふーん、この頃はまだCarnerosではなくてNapaだったのかぁ...」とか
「もともと880ケースしかなかったところに、きっと大半は早飲みされちゃっただろうから、もう残ってないよなぁ...」とか

さらに、ビンを通しての色合いは見事に照りのある熟成ブル色。
そんなこんなで、期待高まりまくりである。

20年以上も前のワインだし、本来なら少し休ませてからというのが常識ではあるが、いても立ってもいられず、到着翌日には検証と称して抜栓^^;

が、一本目は熱かコルクが緩かったか、というかんじのちょっと逝っちゃってる系。根がケチなので、たいていのワインは飲み干す私でも、半分くらい捨てちゃったというレベル。

中一日置いて、トライした二本目は、軽めの「ブ」。我慢できなくも無いレベル。頑張って飲んだのと、煮込み料理で使ったのとで、ほぼ飲みきることに成功。

が、この状態が続くと、いかに来歴がありがたかろうとも、高い買い物だなぁ...とめげそうになりながらの3本目。2本目から中4日でのトライ。

3本目にして、ようやく当たり!
まだまだしっかりとした果実味に、熟成ピノならではのバイオリン独奏のように酸がツーと伸びる感じ。全ての味わいがきれいなバランスでまとまっている。

「ああ、これこれ」とにっこり満足な一方で、やらしさが足りんというか、まだまだ健全すぎるというか、大感動に至るにはちょっとだけ欠けた要素があるのも事実。

カリフォルニアゆえか、まだまだ時間が必要なだけか....

残りはあせらずじっくり時間を置いて飲んでみたく思う(でも、残りも1勝2敗ペースなら泣いちゃうけど)。

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