以前に行っていまいちとの印象を持った九段斑鳩だが、Andyさんから「塩本鰹ラーメンのスープは凄く良かった」と聞いてはさすがに再確認しないわけには行かず、再訪。
とはいえ、行列してまでは再訪しなかったと思われる訳だが、その日は行列せずに入店できたからこその再訪だ。酷暑の2007年8月の中でも3本の指に入るくらい暑い日の午後3時前となれば、如何に人気店といえども暑苦しい食べ物の部類に入るラーメン屋の前に行列が無くても何の不思議も無いというものだろう。
それにしても、その日の暑さは本当に凄かった。建物から一歩出た途端に「ガツン」と後頭部をどつかれたような衝撃を感じて、次の瞬間、前後左右上下の感覚がちょっと曖昧になる感じがしつつ、「ここはどこ私は誰」状態一歩手前にまで至り、その後、日陰を見つけて焼け石に水程度に気温が下がるとようやく「異様に暑い」ということを認識できる、というくらい凄かった。多分、その時の九段下近辺の温度は40度を余裕で超えていただろう。「こんな日にラーメンかいな」と自問するも、この暑さの中ラーメンを食うのともっとラーメンを美味しく感じそうな日に行列するのとどっちだ?と問われたら迷わず前者なので入店。
ノーマルのラーメンで斑鳩の斑鳩たる所以を探りたいという誘惑も大いにあったが、Andyさんのコメントを検証する方が重要ということで、またまた「塩本鰹ラーメン」をオーダー。
と、前置きが長い割にラーメンの感想はシンプルで申し訳ないのだが、「前回よりやや好印象だが、やっぱりいまいち」というところ。
麺は前回のように「こんな麺を使う奴の顔が見たい」とまでは思わなかったものの、いまいちなことは全く変わらず。スープも「別に」ってレベル。これについては、めちゃくちゃ暑い日だったので、もうちょっと塩分を身体が欲していたせいかもと多少好意的に考えてみたりもするが、それで下駄履かせても「別に」の範囲内な気がする。「前回よりやや好印象」だったのは行列が無かったのと、前回で期待値が下がっていたせいであろう。
もし、もう一度行く機会があったら(無いと思うけど)、今度こそノーマルのラーメンを食べることとしたい。
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