2007年12月アーカイブ

別に勿体をつけてわざと大晦日まで引っ張ったわけではないのだが、お約束のように2007年もあと1時間というところでようやく「2006年印象に残ったワインPart 9」である。

Part 9のワインは..

1987 Echezeaux Henri Jayer

コメントには「完璧。幸せ。」としか残されていない(笑)。

その後、あーだこーだ書いていたんだが(珍しくちょっと偉そうな内容を^^;)、手違いで消えてしまったので時間切れでここまで。

いよいよ今年も残すところ僅かですが、頑張ってあと2エントリ書いちゃいましょう。
というわけで、Part 8はこれ。

Krug Clos du Mesnil 1986

Blanc de Blancは安いのだと硬くて酸っぱいだけというのに当たることが多く、どっちかというとBlanc de Noirを選ぶようになってはやN年だったわけだが、さすがにクロメニは全然違う。スッと入って輪郭のはっきりした感じまでは(私の理解するところの)Blanc de Blancだが、後半のボリューム感、コク、旨みが異次元感覚。低めのボールかと思ってたら顔の前を通って仰け反らされた、みたいな超アンダースローの凄みだ。後半には71Krugに通じるリンゴの蜜もしっかりあって、実に旨い。
こんなシャンパーニュなら何度でも飲みたい、と言いたいところだが、楽天最安値で89,249円。もう買えません。

さようなら....

califranc.jpg
カリフォルニアのカベルネフランを少しまとめて買いました。年明けに一気飲みしたく思いますので、よろしく。
Rabbit Ridgeのラベルって青いウサギのシルエットのしか知りませんでしたが、昔はこんな写実的な絵だったんですね。

恵比寿駅前の横断歩道を渡っていたら、一車線目に停車していたトラックの陰から猛スピードでエルグランドが飛び出してきた。黄色から赤信号に変わりかけたところに無理に突っ込んできたとかではなく、少なくとも30秒間くらいはずっと点いてた赤信号を完全に無視して素通りして行ったので、運転手は信号の存在にすら気付いていなかったのではないかと思われる。
私はといえば、もう1歩先を歩いていたら重軽傷、もう2歩早かったら即死ではないかというところにいた。急いで信号を渡ろうとドラッグストアから歩道に出てきたところで左から来た自転車とちょっと交錯してロスタイム。あの自転車がいなかったら今頃..と思うとゾッとする。

それくらい身近に死を感じると、なんか妙に周りの風景がリアリティ無く感じられたりしたが、大分現実感を取り戻した代々木で思いついたのが「そうだ、宝くじを買おう」ということ(笑)。が、そう思いつくと同時に、どうせなら恵比寿であの直後に買っておくべきだったと大後悔。代々木まで戻って来てしまってから、というのではいまいちかなぁ、と思いながらも一枚御購入(せこい)。こちらはニアミスではなく、当たりますように(合掌)。

さて、今年もいよいよ残り20日を切った訳だが、今年中に終わるのか本シリーズ?
当初Part 8で完結の予定だったが、今日の1本は当初予定に無かったものなので、Part 9まで書くことになりそうである。というわけで、ますますピンチ。

と、前置きばかり書いていても何なので、今日の本題へ。

今日のワインは
2004 Meursault Coche Dury

意外なことにMeursaultの超ド定番であるところのCoche Duryを飲むのは今回が初めてであった。実は飲んだことはあって、単に忘れているだけではないかと思ったりもするが、少なくともDBに記録が無く、記憶も不確かなので、大感激するようなボトルに出会っていないのは確かだ..(多分)

このワインは最初は小田急のワインフェア併設のワインバーで飲んだのだ。しかも、平日の昼間っから(笑)。

で、香りをかいだ瞬間から「来た、これは来てる」感がいきなり満載。これ系は、飲み干した後もグラスがいつまでも旨いという奴ですよ。アタックのみちょい大人しめだが、その後スイスイ伸びるテキスチャとモワンと幸せに浸れる余韻に至るまで、全てベクトルが旨い方面を指している感じだ。

超グランクリュにあるような、お宅何隠し持ってますのん?この先どう化けますのん?みたいな末恐ろしい感が無い以外は完璧だ。唯一完璧でなかったのは、注いでくれたおじさん(ソムリエだったのか?)に「これ、いいですね」と話しかけたら「そうですか?」と興醒めな返事が返ってきたことくらいだ(笑)。

まあ、そこで「でしょー!!!!」から始まって熱く語られたら、バカな本数を買ってしまっていたかも知れないので、ちょうどいい具合に醒ましてくれたとも言えよう。

数日後にボトル1本を3-4人で飲んだが、やはり旨い。で、買い増そうと売り場(既にフェアは終わっているので通常の狭い売り場)に行くと、ちゃんと売ってるのだ。さらに数ヵ月後に行くと、まだ残っていたので、さらにお買い上げ。

毎年「あほちゃうか」というくらいワインを買っていながら、「試飲して美味しかったから買った」のは大丸の催し会場で某氏にリリース直後のLafite 98を注いでもらって以来なので5年ぶり..などというのは我ながらいびつな購買行動かと。さらにいうと、秒殺、瞬殺が当たり前のブルゴーニュのワインで美味しかったからリピート、なんて買い方が出来たのもとても貴重な経験。結局、このワインは翌年(=今年)のワインフェアまで売れ残っていたらしい。メディアやメルマガで煽られなければこんなもんなんですかね?

今日本屋で立ち読みしたワイナートの特集が「(ワインと料理の)マリアージュ」だったので、負けじと(?)「超簡単!B級マリアージュ(魚介編)」をばご紹介....

1) 「ホタテの刺身」をカリフォルニアのシャルドネと
ごま油に塩を溶いて、少量の薄口醤油と少量の(これから飲もうとする)シャルドネを垂らす。ホタテの刺身にこのたれを付けていただく。

2) 「マグロのヅケ」をオージーシラーと
マグロのヅケに胡椒を掛けていただく。

簡単すぎてすみません。でも、どちらも結構いけました。

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