2007年3月アーカイブ

まあ、表面的には至極真っ当に思える話である。
粉飾決算で株を高値掴みさせられたのだから、で、その粉飾決算が有罪となったのだから、金返せ、と。

が、肝心なのはもっとそもそもの話まで遡って見たらどうよ、って話である。

そもそも、ライブドアが自社株をフジテレビに売りつけたのか?

否、である。

ライブドアはフジテレビの株を買いたいと言っていたのである。

それをフジのジジイたちが保身に走って、ライブドアの株を買いたいと逆提案をしたのである(憶測)。

ライブドアがフジの株を取得する、というスキームであったなら、ホリエモンが有罪になろうがどうしようが、フジの株主価値は毀損されなかったのだ。有罪となったことを受けて、或いは起訴された段階で、ライブドアから送り込まれた役員を解任していれば、ジジイたちの当初の望み通り彼らの影響力を排除し、金だけいただいてニンマリ、ということになっていたはずだ。

ところが、ジジイたちは自分たちの保身と、株主様から預かった貴重なお金をライブドア株と交換するリスクを天秤に掛けて、自分たちの保身の方を取ったのである。

その結果の大損である。

訴えられるべきはむしろフジのジジイ達ではないのか?

sanagi-kit.jpg
カブトムシのさなぎ観察キットを作ってみた。500mlのペットボトルを2個組み合わせたものにカブトムシマットを詰めて、幼虫を一匹ずつ収めたものだ。首尾よく行けば、5月には蛹室を作って6月には蛹になり、6月下旬から7月上旬には羽化するという様子がペットボトル越しにしっかり観察できるはずだ。これまた首尾よく行けば、ペットボトル越しにただノータッチで観察していれば良い、ということになるかも知れない。
という大変よくできた(自画自賛)キットなのだが、15個もあるので、どなたか引き取っていただけませんでしょうか?難点としてはオスかメスか分からない、という点なので、よろしければ1つと言わず3つ4つ持って行ってください。
実は去年も観察キット作りにはトライしたのだが、幼虫がどれもこれもペットボトルから脱走を図り、結局大きな水槽に戻してしまったのであった。敗因としては、幼虫をペットボトルに移すのがGW明けと遅すぎて、まっさらのマットが蛹室作りに不適(蛹室の壁を固めるために糞が必要)だったためと思われたので、今年は満を持して3月下旬にペットボトルへの移動と相成った。

と、満を持してはいても過去に成功実績が無いもので「首尾よく」とは行かないリスクがいくつか想定されて....
1) ペットボトル内のマットが浅すぎて蛹室を作れない。
2) 3月下旬では早すぎて、蛹室作成前にマットを食い尽くされてしまう。
3) 途中でマットが乾燥してメンテナンスフリーにはならない。
4) 容器の密閉度が高すぎて幼虫が窒息する

まあ、多分大丈夫じゃないかとは思うのですが、そんなリスクもある、ということをご承知いただける方で引き取っていただける方大募集中です!!

おお、2日続けての投稿だ!!

というわけで、このシリーズも第三弾である。

第三弾はKrug Collection 1971 mg。またまたマグナムである。
もうめっちゃくちゃに旨かったのだが、申し訳ないことに、「旨かった」以外のボキャブラリを持ち合わせていないのである。で、再び「マグナムって凄い!!!」
とにかく、若々しい果実味がしっかりと詰まっている。が、詰まっているといっても、はちきれそうな密度感では無く、過不足無く空間を満たしつつ、丸みというか円熟味というかも感じさせつつ、のみっちり感である。
果実のイメージはこれ以上無いくらい蜜の詰まったリンゴ。ドライなアフターにかけては、リンゴの皮に近い部分の酸味も感じる...などと下手糞な能書きを弄してもますますあの時の旨さから遠ざかるだけな気さえする、そんな圧倒的な旨さだったのだ。

しかも、6人でマグナム1本。ごくごく飲んでもお代わりがまだまだある。まさに至福の時....

musigny1970.jpg
Andyさんにご心配いただくまでもなく、2007年中に「2006年印象に残ったワイン」シリーズが完結しそうな気がしていない私ではあるが、とりあえず、ということで第二弾はMusigny 1970 mg。Domaine元詰めでは無いながら、Vogueのものである。

感想は一言で言えば(というか、ワインを滔々と語れるボキャブラリを持たないわけで..)「マグナムって凄い!!!!」。マグナムを飲む機会は元々それほど無いが、このクラスのワインで30年以上の熟成を経たものとなれば、全くの初体験であった。マグナムは熟成が緩やかに進む、というのは良く言われることだが、このワインを飲んで、単に「緩やかに進む」というのは違うと思った。このワインは若さと熟成感が共存しつつ、えも言われぬバランスを感じさせてくれたからだ。マグナムの熟成の素晴らしさ、それを飲み頃ジャストミートで味わえる幸せに満ち満ちたひとときであった。

それにしても、このワインの提供者であるY氏に対してはこのエントリとかこのエントリとかからも分かるように、give and takeのバランスが崩れまくっていることよ....(詠嘆)

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