2006年3月アーカイブ

ちょっと前の話で恐縮だが、MacBook Proを見た瞬間に、「おっ、次に買うノートはMacでもいいかも」と思ったのだ。
これまで、Appleのハードウェアはどうしても割高感が目立ち、かつ、使えるアプリケーションが少ない、というのが問題であった訳だが、MS-OfficeとWebブラウザだけでほとんどの仕事が完結する現状に加えて今回の価格設定なら、ハードウェアとして美しく仕上げられているMacに乗り換える価値はあるかも、と思ったのだ。

ところが....

なんだ、あのCMは?インテルのチップをMacが開放したとかいう勘違いCM。

はぁ?

あんたが100人のオタクユーザ相手に1984ごっこをしている間にこっちは100万人をempowerしてきたんですから。そんなお伽話が嬉しいんなら、いつまでも遊んでなさい。と、言いたくなるような(私はMS関係者でもなんでも無いですが)非常に感じの悪いCMでした。

という訳で、折角盛り上がりかけたMac転向は当面見送られることとなりました。

さようなら

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一時期は毎週通っていた刀削麺荘だが、大手町に行く機会が減ったこともあり、やや足が遠のいている。
で、先日新橋付近でどこで昼飯にしようかと思案中に、ふと懐かしい刀削麺荘新橋店が目に留まった。家を出るときには田島気分120%だったのだが、ちょっと気になり店頭にてメニューを確認。そこで、良く通ってた頃にはなかった、酸辣湯麺の文字を発見。「げっ、刀削麺の酸辣湯麺?」と若干引いたものの、見つけてしまったからにはトライしない訳にはいかない。というわけで、ご入店。
出てきたものは具が若干違うものの、山椒の効いていない麻辣麺という風情だ。麻辣麺よりも酸味は強めなのかなぁ、と思うが麻辣麺もそれなりに酸味はあるので、酸味がどうのというよりも山椒が効いてない、という方が印象としては強い。ここで、酸辣湯麺として自立更生させるには例によって酢と胡椒の大量投入ということになる訳だが、酢は若干増量したものの、胡椒を足して酸辣湯麺を目指すよりは、山椒の痺れの誘惑に負けて、店員に山椒をもらってしまった。で、山椒をバシバシ投入する訳だが、麻辣麺の時のように順調に痺れが増大しない。ベースの味の違いでこんなにも山椒の効きに違いが出るものか、という点にようやく酸辣湯麺と麻辣麺の違いを発見(?)する。
というわけで、これはこれでそこそこ美味しい訳だが、「酸辣湯麺が食べたい」という欲求がこれにより満たされる訳ではなく、どうせ刀削麺荘に来たのなら、麻辣麺の方がお勧めかなぁ、と水を飲んだら実は舌が痺れまくっていたことにようやく気がついた(笑)。
というわけで、本日も採点対象外。

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いつか、酸辣湯麺がいまいちだったきなり屋だが、子供と公園からの帰りに寄った時に酸辣炒麺という新メニューがあったので、怪しいと思いつつも頼んでしまった。
結果は、普通のあんかけ炒麺と思えば普通に美味しい訳だが、また、具のニンニクの芽あたりもちょっと嬉しかったりする訳だが、これのどこが「酸辣」なのかが謎である。また、メニューにも、「ボリューム満点」の一言が書き添えてあった訳だが、看板に偽りなしなボリュームである。これまたこれ自体はOKな訳だが、最後はちょっと飽きてきて、食べ切るのに若干の努力を要した。
で、「酸辣」炒麺としての評価を試みると、..............である。酸辣湯麺の時もそうであったが、そもそも「酸」でも「辣」でも無いのである。もちろん、普通の「中華やきそば」と比べれば「酸」も「辣」もしっかりあるわけだが、普通の中華焼そばに対する期待値と「酸辣」を名乗っているメニューに対する期待値との中間地点にまで達していないレベルである。なので、酸辣炒麺としてどうかと言われれば、そういう態度は日本男児としてどうなのかと詰め寄られても、そもそも日本人でも男児でもありませんから.....としか言いようが無く....
酸辣湯麺の時には酢と胡椒を大量投入して、彼を何とか日本男児に仕立て上げようと努力した訳だが、今回も酢は大量投与したものの、やっぱり焼きそばには胡椒よりもカラシでしょう、という訳でこちらも彼の自立更生を早々に諦めてしまったのであった。
きなり屋さんの名誉のために申し上げると、子供が食ってた炒飯は結構旨そうでした。炒飯の方もかなり盛りが良かったのですが、彼は「うまい」を連発して完食しておりました。

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少し前のことになるが、今年初の酸辣湯麺の新規開拓をした。昼時に恵比寿に来ると「久しぶりだから美味しいものでも」と思うわけだが、いざ探すとなかなかグッと来る店がない。そんな時にふと見つけたこちらのお店。10食限定の酸辣湯麺に惹かれて入店。1000円以下の酸辣湯麺でまともな店に当たることはまれなので、地雷覚悟の入店である。
が、酸辣湯麺と共に運ばれてきた自家製ラー油を見て一気に期待が高まる。麺の具もえのきが多いのがやや気になるが基本を押さえた内容だ。味も、コショウのピリリ感が良く出ていて美味しい。やはり、丸の内の煌蘭もそうだが、自家製ラー油は旨いし、自家製ラー油を出す店の料理も旨い。今まで1000円以下の酸辣湯麺では根津の某店(名前失念、この店についてもレポートを書いてたつもりが過去のエントリを探しても見つからなかった)が唯一まともなレベルだったのだが、笑龍のほうがそれよりもずっと上だ。しかも(あまり有難くないけど^^;)800円で杏仁豆腐とコーヒーまでついてくるのだ。
ここに酸辣湯麺1000円以下の部の新チャンピオン誕生を宣言すると共に、highest CP賞を授与したく思います(パチパチパチ)。
で、当然のことながら、完食。

まず、席に着く前に注文を聞かれたので、若干の違和感を感じつつも「昼時は忙しいからなぁ」と納得し、また、美味しそうな写真につられて親子丼を注文する。
すぐカウンターに通され、手持ち無沙汰なので、見るともなしに厨房を眺めているが、誰も調理をしていない。いや、すぐ目の前の2人ほどは調理しているが、どう見ても副菜を作っているか、夜の仕込みをしているか、という風情である。5分経っても10分経っても(時計を見ていたわけではないので、実際の所要時間は不明)一向に調理が始まる気配が無い。「親子丼は奥で作ってるのかなぁ」とも思うが、いかにも親子丼に使いそうな丼鍋がすぐ目の前にある。ひょっとして、オーダー通ってないのかなぁ、とも思うが、私の分だけではなく誰の分も作っている気配が無いので、そういう訳でもないのだろうと、思いなおしてさらに待つ。
と、今まで洗い物をしていた一番図体の大きな男がやおら身体を起こして丼鍋を手に取った。「やっぱりここで作るのか?」「しかし、洗い物が一段落したから調理、というのは明らかに本末転倒ではないのか?」「調理に取り掛かるまでにここまでタイムラグがあるのなら、席に案内する前にオーダーを取るアドバンテージはどこにあるのだ?」といくつもの?が満ち満ちてくる。
丼鍋に何やら入れて火に掛けてから、図体のでかいの(以下デブ)がだしが足りないとか肉が無いとか言い始めた。「取りあえず洗い物が片付いたから調理」じゃなくて取り掛かる前に準備しろよ、とデブに心の中で囁くが気にしている気配は皆無(笑)。
いくつか並行して作っている様子からすると、標準手順は丼鍋に出汁を張って、肉を入れてから火に掛けるという順序のようだが、最初の鍋は火に掛けてから肉をいれ、出汁を足したりしている。しかも、溶き卵を入れる順序が鍋を火に掛けた順序とばらばらである。「ちゃんとやれよ、デブ」と心の中で声援を送ったら火を止めるのは同時だった(笑)。
火を止めたデブが奥に向かって「ごはん二つ」と叫んでいる。「火に掛かっている鍋は3つではないのか???」と思っていたら、一つはとっくの昔に用意されていた。親子丼といえば卵が半熟の状態で火を止め、手早く熱々のごはんを丼によそっている間に余熱で半熟が7分熟になり、さらに蓋をされた丼の中でごはんからの熱を受け8分熟になる、というのが醍醐味ではないのか?少なくともデブが奥にごはんを要求するのを聞いたのは初耳だったから、いったい何時からそのごはんがそこにあったのかというのは思い切り気になって仕方が無いのだが、デブには一切のものが気になっていないかの風情で丼の具をごはんに載せた。さらに、後からやってきた2杯のご飯の方は逆に到着が遅すぎて、親子丼が余熱で完熟になっているのではないかと逆の心配が頭をもたげてくるのであった。
さて、奥に消えていった3杯の親子丼であるが、何分待っても私のところに届く気配が無い。さらに待たされるのはうんざりではあったが、かなり混乱した手順で作られた先ほどの親子丼よりは後から作ったものの方が良いかもと思い直し、更なる長期戦に備えようと心の準備をした途端に私の前に親子丼が届けられた。うーん、ぬるいごはんの上に半熟というよりは生卵。実に美味しく無いです。何故に生卵かと言うとこちらの親子丼の作り方に問題があって、半熟っぽさを演出するために、溶き卵を2回に分けて入れているのです(これってどこでもやってる方法なんですか?)。しかもテフロン加工の丼鍋を使っているのに、毎回必ず卵が鍋底に焦げ付いているのです。焦げ卵と生卵のブレンドがぬるいごはんの上に乗った親子丼、いくら丸の内一等地価格とは言え、これで980円はボッタクリ。
唯一の救いは、出掛けに隣の人の丼を覗いたらこちらも生卵。私だけが外れを引いただけじゃなくて、安定して不味いようです(笑)。

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