2009年12月アーカイブ

先のエントリにも書いたように、基本的には大絶賛モードのPlaty Preserveですが、問題点が全く無いわけではありません。
1つめの欠点は、以前にも書きましたが、完全に空気を追い出すのが難しい、という点です。注口の径がもっと小さければお医者さんが注射器の空気を抜く要領で空気を完全に追い出すことが可能ですが、ボトルからPlaty Preserveにワインを注ぐ際のことを考慮して大口径の注ぎ口となっているので、空気を完全に追い出すのは容易ではありません。十数回くらい使った程度の熟練度では抜栓前ボトルのヘッドスペースの半分くらいの空気は残ってしまっているように思います。それだけ追い出せれば上出来と思う方にはお勧めできますが、「ええっ、そんなに?」と思う方も保存状態に気を遣う方には少なからずいると思いますので、そういう方にはお勧めできません。

preserve-air.jpg


もう一つは、内部を完璧に洗浄するのが難しい、という点です。使用後の洗浄方法は基本的には水を入れて振り洗いなんですが、底のところに澱が残ってしまいます。量的には微々たるものですし、温水を入れてジャカジャカ振り回しても落ちないものなので、後から入れたワインの味や香りにそれほどの影響を及ぼすとは思えませんが、これまた影響はゼロではありませんので、ものすごく気にする人にはお勧めできません。

preserve-sediment.jpg

というわけで、気にする人には気になる点も若干ありますが、お手軽さと保存能力のバランスで、引き続きお勧めします。
Platy Preserveは前回の記事以降も常に開栓済みワインが3-4本という状態をキープしているくらいに活躍中である。
これまでも、開栓済みワインがあってもそちらを飲まずに新しいボトルを抜栓というのはしょっちゅうあったが、さすがに一度の食事で(飲む人が自分だけであるにもかかわらず)2本同時に抜栓というのはPlaty Preserve導入後までは無かったことである。

Andyさんのサイトによると他にもいろんなガジェットがでているようだが、ボトル内の空気を抜くという方式はバキュバン以来全く信用していないので、これは試してみたいとも思わない。

窒素置換方式は良いとは思うが、これは大がかりすぎ。値段もさることながら機械が大きすぎて、うちではこんな状態でワインを放置することが許されるのは奥さんの機嫌がよいときでも一昼夜が限界で、それくらいの期間しか保存しないならPlaty Preserveで十分。

しかも、元々アウトドアでの使用を想定した製品だったことから持ち運びに便利というのも意外とありがたい。この間なんか、デニーズのメニューが余りにワインを呼ぶものだったので、思わず自宅から赤ワインを持ち込んでしまった(笑)。

というわけで、純粋に「保存」という面だけを追求するなら、小さめのスクリューキャップボトルにすり切りまでワインを注いで栓をする、というのには一歩譲るが、飲みたいだけ飲んで残りは保存、という使い方ができ、使わない時はぺったんこで全く場所をとらないし、ワインが入っているときも瓶よりも置き場所の自由度が高く、バックパックに入れてどこにでも持ち歩ける、というワインの楽しみの幅を一気に広げるグッズとして、思い切りお勧めします。

ただ、日本での価格は高すぎるので、アフィリエイトリンクは張りません。amazon.comで買いましょう。日本へはワインと一緒にship2uで。

その昔、大村崑が司会をしていた「日清ちびっこのどじまん」という番組のオリジナルソング。昔うちにその番組のレコード(ソノシート?)があったのだが、そこに収録されていた曲のうち、表題曲だけがやたら記憶に残っている。ググっても歌詞が出てこないので、以下に記しておこうと思った次第。

マリーはふしぎな女の子
学校帰りの道ばたで
黒猫抱えたおばさんに
魔法の呪文を教わった
アブラカダブラ オムマニパドメフム

一番はこれであってると思うが、「道ばた」だけやや自信がない。「森陰」だったかな、とも思うが、学校帰りに「森陰」があるかな?と思ったり...




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