2006年印象に残ったワイン(4)

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(3)から半年以上経って、まだ続いてたんかい?と呆れてらっしゃる向きも多かろう。
あと3ヶ月強しかない2007年中に完結するんかい?と危ぶむ向きも多かろう。

前者に対しては、「続いてますし、さらに続きます」、後者に対しては「私が聞きたい」と答えつつ、書かないよりは一つでも多く書いた方がましだろうと第四弾。

(3)から半年以上も間が空いたが、取り上げるのは(3)と同じ日に飲んだワイン。そのワインとは..

'Y' de Yquem 1979

誰もがその前のKrugの余韻に延々と浸り続けており、かつ、6人でマグナムを空けたので、それなりに酔いも回ってきており、口にこそ出さなかったが「この後何を持ってきても霞むで」とそれぞれが思っていたに違いない。

そんなところに供されたのが、M氏(ご結婚おめでとうございます^^)差し入れのこのワイン。正直言うと味わいとかは覚えて無いものの、感激のレベルだけははっきりと印象に残っているのである。「うわぁ!!」「何これ?!」「うそぉ!!」「おいしーい!!」と感嘆符また感嘆符の連呼だったこともはっきりと蘇る。
Krugも蜜、リンゴの蜜だったわけだが、こっちの方が香りも味わいももっと濃密系の蜜.....と思わせてドライに切れ上がる.....と思わせて(笑)余韻も蜜。ほのかだが濃密、濃密だがほのか、と何度もどんでん返しを見せる。凄くトリッキーながら普通に美味しい。あのKrugの後にはこれ以外ありえないだろうという見事なチョイス。

'Y'初体験で、いきなり熟成してムンムンのをいただいてしまったのは幸福なのか不幸なのか?もう一度飲んでみたいような、若すぎるのだと間違いなく失望しちゃいそうな、と味わいの印象から始まって、全てが反転するモチーフに彩られたワインであったことよ。

<おまけ>
2006年印象に残らなかったワイン
この日は出だしのシャンパーニュがシャンパーニュだったものだから、赤ワインたちもそれなりに気合を入れていたのだ。
Chateau Angelus 1990
Chateau Trotanoy 1975
が、見事に印象に残りませんでした(涙)。別の機会に飲むべきだったと猛反省中...

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コメント(3)

並行して2007年版を始めるとか,
2007年版も上期と下期に分けて同時に書いていくとか
どうでしょう。

2007年上半期編は既に書き終わってるんです。
いろいろあった2006年とは違って、Leroy一発に止めを刺されたので。

イグレック飲んでたんですね(笑)30年寝かすワインだと思います。70年代数本あったのですが、全て飲んでしまいました。こういうワイン飲むとカリフォルニアが飲めない(爆)

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このページは、ueharaが2007年9月27日 18:46に書いたブログ記事です。

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