広小路
2007年5月アーカイブ
まあ、不適格な人たちはどんどん市場から退場していただいて全然問題ないわけだが..
東証が上場基準の厳格化なんてことを言い出すのも、それ自体は大いに結構なわけではあるが..
以前のエントリでも書いたが東証自体もマザーズ設立の経緯についての問題点をきちんと総括すべきではないのか?
マザーズ上場第一号から第四号までのうち(正確には2社ずつ同日上場だったので、第一号2社と第三号2社のうち)3社が既に上場廃止となっているのだ。
たまたま外れの会社ばかりでした、という話ではないのは明らか過ぎるくらい明らかではないか。
「孫正義憎しの一念で拙速に市場を立ち上げました」とは口が裂けても言えないだろうが、過ちをきちんと認める態度を東証こそが示さねばいかんと思います。
(前回に引き続き)頼むでほんまに!!
(追記@07/05/30)
今日ひょんなことから気付いてしまったが、「リキッドオーディオ」は社名を「ニューディール」と変更して上場継続していました。が、今、当時のような不祥事があれば間違いなく上場廃止と思われ、かつ、ピーク4万円の株価が今11円という惨状ですので1勝3敗の認識でよろしいかと...
HD-DVDのコピープロテクト用の暗号キーが流出したらしい話を最初に目にしたのは登氏のサイト経由であった。
で、さらにslashdot.jpを経て、Diggに暗号キーを投稿した人のブログとDigg運営者のエントリ削除に対する弁明を読んだ。
弁明は、「僕達だって純粋に民主的に運営したいんだけど、訴訟でも起こされてサイト自体が無くなっちゃうようなことになったら元も子もないでしょう。」とサイトのユーザに理解を求める内容で、苦渋の選択であるのは理解できるし、仕方ないとは思うけど、ちょっと寂しいのは否めない。でも、暗号キー自体は投稿者のブログから入手可能だし、既に多くの他のサイトにも伝播しているし、Diggの中の人にあまり過度な期待をしてもなぁ、くらいに思っていた。
ところが今日、何となくLife is beautifulを見ていたら、少し前のエントリにDiggの後日談(とは言っても先の「弁明」からわずか数時間後の話)を発見。
DiggのChief Architectが先の「弁明」を完全撤回していたのだ。
しかも、そのセリフが泣かせる。
「お前らの言い分は分かった。でかい会社の言いなりにならずに、戦って倒れろっちゅうねんな。コード削除するのはやめるけど、どうなっても知らんぞ。けど、仮に負けてもそれがどうやっちゅうねん。少なくとも戦いながら死んでった事実は残るやろ。」
拍手拍手。久しぶりに胸が熱くなりました。
こういうことがあるから、ひどい奴が大統領やってても、狂牛肉の扱いが超失礼でも、かの国にはいろんな期待を託しちゃうのよね...
それに比べてこっちの国はなんやねん?
Winnyの作者を有罪にしたり、既得権益保護団体のなぁなぁを見過ごしたりしてる場合ちゃうでぇ!!
頼むでほんまに。
某氏に「ラーメンサイト認定」をいただいたので、随分前に行って感想を書いていなかった九段斑鳩について書いておかねばおかねばと思いつつはや数週間...
まあ、端的に言うと、いまいち。不味くは無いけど、何であんなに皆が並んでいるのか激しく首を傾げずにはいられない。そういう意味では麺屋武蔵と双璧。で、どっちがよりいまいちかを考え始めると傾げた首が元に戻らなくなりそうなので考えないことにした。
食べた時期はたぶん去年。食べたものはあまり自信が無いが「塩本鰹らーめん」という奴ではなかったかと。少なくとも、「特製」とか「数量限定」とかの謳い文句と共に、薀蓄当社比5割増の何かを頼んだことは確か。
その時食べた「塩本鰹らーめん」がいまいちに思えた最大の理由は麺だ。そのおかげで、5割増の薀蓄の一部に「デュラムセモリナ粉使用」という一文があったことだけはしっかりと印象に残っている。何故にこの麺がこのスープに合うと店主だかシェフだかが考えたのかは全く理解できなかった。この麺さえ無ければ、もうちょっと印象は良かったかも知れないと考える反面、これだけ素材の薀蓄があちこちに満ち溢れているということは、単に出会い頭のアンラッキー的不味さではなく、選びに選んでこれなんだから救いようが無いとも思ったり...
まあ、このお店に限らず、薀蓄過剰の店は決して10段階評価の10を取ることは無い、というのを再確認。できることなら、普通のラーメンを一度食べて再評価したい気もするが、いまいちであることを追認するためにあの行列に並ぶかなぁ、というジレンマまでぴったり武蔵と相似形。
どうせ行列に並ぶなら青葉の方にすると思われるので、きっと再訪は無し。
5年ぶりに免許更新に行ってきた。
今回大きく変わっていたのは免許証がICチップ内蔵のものになっていたこと。
知らなかったが、今年の初めからそうなっていたみたいだ。
勘弁して欲しいのがICチップ内蔵のおかげで免許証が分厚くなったこと。しかも、分厚くなったことの代償として得られるメリットが、「本籍はプライバシー保護のため、表面から削除されました」ということだけみたいなので、いまいち感が増しまくりだ。
しかも、さらにいまいち感の上塗りをしてくれるのが、手数料の値上げだ。
「交付手数料が変わりました。ICチップが含まれるため、従来の交付手数料に450円が加算された額となります。」だそうだ。
自分とこの都合で勝手に値上げしておいて、「変わりました」という他人事のような言い草はなんだ。まるで、自分の不具合でシステムを落としておいて「システムが重大なエラーから回復しました」と言ってのけるマイクロソフト並みに失礼な奴だ。
どうせ450円値上げしたうち、チップ代は50円ほどで、150円くらいはどっちでもいい周辺システムで出入りの業者を潤わせてあげる費用に、残り250円は爺さんの退職金積み立てに回されるのだろう。
まあ、これらの不具合に対するもやもやが、この5年間に発生した最大の不具合であるところの「生え際の後退」から一時目をそむけさせてくれたのでよしとしよう。