2004年10月アーカイブ

「絶対零度」という言葉を初めて耳にしたのは、マグマ大使の最終回近くでゴアが変身した怪獣ゴアゴンゴンが絶対零度の冷凍光線を発射した時であった。

その時は、絶対零度がマイナス273度のことだなどと知る由もなく、なんで敵の最終兵器ともあろう怪獣ゴアゴンゴンがそんな子供のけんかの様な技を出すのかと訝ったものである。
というのも、私が「絶対零度の冷凍光線」と聞いてイメージしたのは以下のようなやり取りだったからである。

まぐま「お前の光線、冷たい冷たい言うてるけど、ほんまに零度なんか?」
ごあ「ああ、ほんまや」
まぐま「絶対か?」
ごあ「絶対や!」

なんともしまりのない必殺技である。子供でもひるまないような、零度くらいの温度を「絶対」と保証してる暇があったら、マイナス50度とかマイナス100度とかもっと冷たい冷凍光線を出せと突っ込まずにはいられない技である。だいぶ後になって、絶対零度とはなんぞや、ということを学校で習うまでは、何かぱっとしないボスキャラ戦だったなぁ、という印象をずっと引きずっていたものである。

まあ、これだけの話で落ちもないのだが、きっと同じように感じていた人も多かろうと、ここに記してみたわけである。

以前SoftEther Alertについて書いたエントリがあまりに舌足らずだったので、多少書き足そうと思いました。

普通ルータというのは、ヘッダといわれる部分だけを見てパケットを転送します。やり取りされるデータの中身については関知しません。ところが、これでは悪意のパケットも転送してしまうので、それを防ぐためにファイヤーウォールとかIDS(侵入検知システム)というものが登場してきました。これらの装置がどんなことをやっているかというと、思い切り荒っぽく言うと、大まかに次の2種類のことをしています。
1) ルータでは見ていない「データの中身」に属する部分までチェックする
2) 個々のパケットを見ると正当だが、組み合わせとして不当、というものをチェックする
この2種類をどう組み合わせれば性能とより厳密なチェックを両立させられるかというのを各社腐心しているわけです。

これらを生物学の世界に置き換えると、ヌクレオチドを読み解いてアミノ酸を再構成するとか、特徴的なペプチドを同定することにより、たんぱく質の三次元構造を推定するとかに相当するように思われるわけです。割と王道で、多くの研究者がそれぞれのテーマに沿って一定の成果を挙げている分野でもあります。

一方でSoftEtherの作者が言う「特定のネットワーク アプリケーションの通信プロトコルには、パケットの中身を見なくてもその通信セッション内の通信データの流量と送受信方向の切り替わり点の監視によって検出可能」というセリフは、「コドンなんぞは全く追いかけなくてよろしい。どこにどんなペプチドが現れるかなんていうのも気にしなくてよろしい。だいたい、イントロンエクソンの作るパターンを見れば、その遺伝子がどういう働きを担っているかはあらかた見当が付くものなのである。」と言ってるように聞こえるんです。

これはすごいことです。ひょっとしたら、我々とはコドンを全く共有しない、根本的に成り立ちの違う生物にも適用可能なものすごくメタな真理を言い当てているのかも知れない、というくらい(ちょっと飛躍が過ぎますが^^;)感動しました。

みんなしてゴッゴルと唱えるのが流行っているようなので、私もとりあえず唱えてみる。

mujo2.jpg
前の写真からわずか40時間後です。壊すのは早い(!)。今頃は既に更地でしょう。
こんなわずかな時間で完了する、原状回復があの見積とは...(怒)。

無常

| コメント(6) | トラックバック(0)

boardrm.jpg
何かが終わるというのは寂しいものです。

riedel-o.jpg
由緒正しいワインサイトからリンクしていただいたのを機に、これまで意識的に避けていたワイン関連の話題について触れてみることにした。が、これからこの手の話が増えるか否かは不明。

inamura.jpg
最近はいつ行っても大行列でなかなか口にすることができなかった「イナムラショウゾウ」のケーキですが、この台風接近の悪天候の中訪れる客も少なかろうと思い覗いてみたところ、大正解!何年かぶりで並ぶことなく店内に入れました。

ゆっくり選んだ結果の大収穫が上の写真。いつぞやご紹介した、リンゴのタルトも当然買いました^^)。

hook.jpg
先だってのミラーポッキリネタには皆様コメントありがとうございます。他人の不幸系にはコメント多いのね、といじけながら続編を用意しておりました。

こないだのエントリでは、「意味も無くにょっきりと生えたポール」と書いたものの、実はポールにはちゃんと意味がありまして、立体駐車場の昇降スイッチになっています。また、私もポール自体にガリッとやるほど大胆な運転をしているわけでもありません。諸悪の根源は(私の不注意だという説を棚に上げると)このまったく無意味に突き出したフックにあるのです。これがよりによって、ぴったりミラーの高さについておりまして、これが無ければ10cmくらいはありそうな車庫入れの車幅マージンを2-3cm狭めてくれているのです。

まあ、まったく何の意味もないかというと、微かに意味はありまして...
hantaigawa.jpg
写真からお分かりのように、チェーンを引っ掛けるためのフックになっています。ただ、問題なのはここにチェーンを掛けて何がうれしいかということで、やはり嫌がらせ以外の意味を見出すのはなかなかに難しいのです。あと、反対側のポールはスイッチ類が付いてなくて幅が狭いせいもあり、奥まったところに立っているので車庫入れの邪魔にはならないんですよねぇ...

とまあ、いかに自分の不注意が第一義であると考えようとしても、どうにも腹立たしいんですわ...

mitsumori.jpg
自宅駐車場に意味も無くにょっきりと生えたポールがあって、間抜けにも何度もミラーを擦っていた訳だが、最近はそういうことも無くなっていたので、油断して「ぶいっ」と気合でバックしたら「ベコ!バキン!」とすごい音がした。

助手席のガキは大興奮状態(パニックとも言う)で、「うわぁ、大変だ!カカビに電話しよう!」と大声で叫んでいる。「あほか、電話も何も自分ちの駐車場なんだから、ちょっと行って呼んで来たらいいだろうが」と呼びにやらせると、マンション中に響き渡る大声で「トトビがオデッセイのミラー壊した」と走り出した。「うー、恥ずかしい。勘弁してくれ」と思いつつ、車を出てミラーに近づいてみると、ミラーは見事にブラブラしていました(泣笑)。

というわけで、見積もってもらった修理代が上の写真。36,540円也。
実は、ぶつける前に出かけていたのはクロネコヤマト。ヤフオクで売ったワインを発送するためでした。今日送ったワインの落札価格合計は37,000円。多少は利益が出たとか思っていましたが、単にドブに捨てに行ってきただけだったようです。

platinum.jpg
配達途中に仮眠を取る運転手さんの姿は珍しくありませんが、さすが白金、黒い傘がおしゃれです。

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.10

このアーカイブについて

このページには、2004年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2004年9月です。

次のアーカイブは2004年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。