とまあ、そんなタイトルの番組をフジテレビでやっていまして、何となく流れで見てしまっていたわけです。
悲惨な環境の子供というのがテーマなので、一応人の親であるところの私なんかも、ちょっとぐっと来てしまったりするわけです。でもその一方で、「でもフジテレビだからなぁ」などという先入観もあって、なんか映し出される悲惨さも「テレビ的に見栄えするところ」を頑張って集めているようにもつい思えちゃったりするわけです。でも、そんな風に思う自分の気持ちが嫌らしいような気もして、とても微妙なバランスで、番組を見続けていたわけです。
で、そんな微妙なバランスが一気に崩れたのは番組の後半、酒井美紀とかいう女優がフィリピンのごみ山で、ゴミ拾いで生計を立てる少女の取材をした際に来ていたTシャツがアバクロだった時です。
まあ、何でアバクロ着てるといまいちかというのはこちらを見ていただくとして...
一人の女優さんが世間知らずであることをいちいち責めても仕方ないですが、こういうテーマで取材をしているスタッフの誰一人として「アバクロはこの場ではいまいち」という判断ができなかった、というのは相当ダメな感じがします。
で、このエントリのために番組サイトにリンクを張ろうとしたのですが、トップページ以外にはリンクを張らせない、という姑息な意図が見え隠れしておりまして、ちょっと苦労をさせられました。このような番組を作っても、それを世に広く知らしむるよりも、自分たちの既得権益を守る方が大事、という一本筋の通った姿勢にはアバクロ以上に感心させられました。
フジテレビどこを切ってもあるある大事典