2004年9月アーカイブ

パラリンピックで日本選手団が史上最高となる52個ものメダルを獲得したらしい。

この手のニュースを目にするたびに首を傾げずにいられないのですが、どうして日本勢はこんなに強いんでしょう?

アメリカに住んでいたころに驚いたのは車椅子の人を日常的にとても多く見かけることでした。学校でもスーパーでも普通に見かけます。夕方になれば川沿いのジョギングコースを「走る」車椅子の人を必ずといっていいほど見かけます。スキー場で片足、または、両方とも無いスキーヤーを見かけない日は皆無といっていいくらいです。
そんな環境の国ならともかく、日本ではまだまだ車椅子に乗った人を見かけることはまれです。駅等の公共施設の整備も進み、徐々に増えてきつつあるようには思いますが、それでもアメリカと比べると、感覚的には10分の1以下のように思えます。もちろん、パラリンピックには車椅子の人だけではなく、他のさまざまな障害を持つ方々が参加されますが、その他の障害をお持ちの方の社会参加度が特別高いようにも思われません。

そんな日本ですが、パラリンピックでは金メダル数がアメリカの62%、総メダル数がアメリカの59%と大健闘です。なぜでしょう?どうしてこんなに強いんでしょう?

タイトルのWhere are they?はアメリカ人の友人とパラリンピックの話題になったときに彼が発した第一声です。まったく同感です。とともに、このような逆境下で成果を上げられる選手の方々にはますます頭が下がる思いです。

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八重洲地下街「ラーメン激戦区」内にある「のりや」のラーメンです。
ここで食べるときはいつも「岩のり」をトッピングします。写真からお分かりのように「これでもか」という大量の岩のりです。このラーメンの場合Andyさんの疑問に対する答えはシンプルです。この岩のりは最初から最後まで、麺と一緒に食べ続けるために存在しています。そうしないと無くなりません(笑)。板のりのトッピングだと「麺と一緒に」という部分に無理がありますが、岩のりだといい感じの混ざり具合で口に運ぶことが出来ます。
また、のりが思い切りスープを吸うので、味わいがとても濃厚になります。もともとスープの味が濃い目なので、塩分の取り過ぎを気にしている方には全くお勧めできませんが、時々この濃いー味のラーメンが無性に食べたくなります。

一部巷で評判が良さそうな「四川一貫」を新規開拓してみた。
当然のことながら、食べたのは看板料理の麻婆豆腐。ランチの麻婆豆腐と一品料理のそれは別物という話もあるが、少なくとも片鱗くらいは感じられるだろうということで、お手ごろ価格のランチにトライ。
結果は微妙。美味しいことは美味しいが、その美味しさの方向が、本格四川料理というよりは家庭料理、それも日本の家庭料理のそれである。山椒はちょっといいのを使ってそうな、「本格派」と呼んでも良い香りが感じられたが、豆板醤とか豆鼓のコクが感じられない。とってもあっさりしてて、ほんのり甘みがあって、ピリ辛。美味しいし、ご飯も良く進むが、「こういうのを期待して来たわけじゃないのよねぇ」という微妙な余韻が後を引きます。

一品料理の方の麻婆豆腐にトライするために再訪するか?というのもこれまた微妙なところ...

まあ、取りあえず2リーグ12球団になりそうなのは、喜ばしいことだが、そうかぁ、楽天とできてたのかぁ...って感じですね。まあ、新規参入を認めざるを得ない雲行きにはあった訳だが、おじいさんたちとしては「あの堀江だけは許せん!」って血管切れそうになってたんでしょうねぇ。お年より受けの良い三木谷と組んで、後出しじゃんけんで同じフランチャイズで申請させ、どちらか一方を拒否する理由を作る、というのはなかなかに巧みな作戦だと思います。まあ、何となく引っ込みがつかなくなって、儲からなさそうなパリーグ球団の経営に乗り出さざるを得なくなっていた堀江としては、この上ないフリーパブリシティで丸儲けに終わって、かえってホッとしているのかも知れません。

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昼前後に赤坂に行く用事があったので、Webで調べて新規開拓に挑戦してみた。
結果は大満足!
この間の武蔵もそうですが、最近のラーメン屋は頑張り過ぎだと思います。そんなにいろんなものゴタゴタ煮込んで、無理に「秘伝の」スープ作らなくていいから、普通に美味しく出汁取ろうよ、って感じです。消える魔球なんか練習してる暇あったら、ストレートとカーブで三振取ること考えろ、っていうか...
変に「秘伝」の方向に走らずにすんでいるのは、これがラーメン屋ではなく、鴨料理屋の余技だからでしょう。それにしても美味かった。自信を持ってお勧めします。

ここのラーメンは不味い。並ぶほどの価値が無い、というレベルではなくて、はっきりと不味い。食べられないというほどでは無いが、カップめんの方が美味い。でも、ある種の人たちには並ぶ価値があるんだと思う。味のせいではない、イベント性が高いのだ。夜中に道端でたむろしてて、順番に並んで待っているわけではないのに、おばちゃんは的確にオーダー順にラーメンを持ってきてくれて、それをみんなで道端ですする。このプロセスが深夜徘徊の好きな人に受けるのだ。美味しくなかったのは私又はお店の人の体調のせいかも知れないと何度かトライし、固めんも頼んでみたけど、全滅でした。未だにラーメン屋の人気投票等で名前を見かけるのが不思議ですが、もう二度と行きません(最後に行ってから6-7年くらい経ちました)。

先週は、5年越しの懸案であった麺屋武蔵の再検証を果たしたわけだが、再検証といえば、トンカツにソース問題の再検証も行っていたのを思い出した。
再検証を行ったのは、実は1ヶ月以上も前。場所はコレド日本橋の「平田牧場」。食べたのは桃園豚の厚切りロースかつ。
オーダーすると、漬物と塩が出てくるが、この塩が旨い。料理が出てくるのを待つ間に思わずちょろちょろと舐めてしまう、後引く旨さである。

早くメインに出てきてもらわないと、塩分取り過ぎになっちゃうよぉー...と、待つことしばし、トンカツ様の登場である。当然のように、まずは塩をつけて食べる。旨い!肉が旨い。塩が旨い。で、塩を付けた肉が旨くないはずも無い。
でもねぇ..トンカツソースも実に美味しそうで、この誘惑も断ち切れないのよ。結局、ソース2種類と塩で、きっちり3分の1ずつローテーションして食べました。
というわけで、塩で食うトンカツの旨さには開眼しましたが、「ソースをつけるなんて..」という境地はまだまだ遠いようです。

<後日談>
その後、平田牧場を再訪し、前回隣の客が食べていて美味しそうだった「ロースカツカレー」を注文しました。最初の2切れほどはカレーをかけてしまうのがもったいなくて、わざわざ塩を持ってきてもらって、塩で食べました。という程度には、レベルが上がってきていますが(何のレベルだ^^;?)、やはりカレーをかけたカツも捨て難いです。

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東京でも屈指の行列の長さを誇る、新宿の麺屋武蔵に行ってみた。
5年程前に一度だけ行ったことがあるが、そのときの印象ははっきり言って良くなかった。でも、それはトッピングの選択を間違ったせいもあったような気がして、基本メニューで再挑戦したいとかねがね思ってはいたのである。が、あの行列である。「あんまり美味しくない」という事実を再確認するだけのためにあの行列に並ぶかと言われれば、普通の人はNoだと思われるし、私もNoなのである。
そうこうするうちに5年が経った昨日、昼前に近くまで来たのでちょっと覗いてみた。いつもよりは短いと思われる行列、時間つぶしに最適な読みかけのDa Vinci Code、午後4時まで真っ白な予定表、と好条件が重なり、ついに再検証のために並んでみることにした。
待つこと30分。再挑戦メニューは「味玉らーめん(こってり)」。以前のトッピングが何だったのかははっきりとは覚えていないが、メニューから消えていた。やはり不評だったのか??
と、前置きで引っ張った割にシンプルな感想で恐縮だが、「普通に美味しい」と思った。あの長い行列に並ぶ価値は全く感じられない。待ち時間が劇的に改善しない限り二度と行くことは無いでしょう。魚系スープのラーメンなら飯田橋の青葉の方が美味しいと思うし。
みなさん「行列に並んだ後にようやくありつけるラーメン」というイベントとして楽しまれていると思いますので、並ぶななどという気は全くございません。1時間近くも楽しめて、腹も膨れるイベントと思えば安くもあるしね^^;

どこかのジジイが「巨人パリーグに移籍」なんていう寝言を言っているらしいです。寝言は寝言で結構なんですが、中途半端なのでもっと良い新2リーグ案をジジイに代わって考えて差し上げました。以下私案です。

セリーグを改称し「切磋琢磨して上を目指すリーグ(Aリーグ)」
パリーグを改称し「巨人におもねるリーグ(Bリーグ)」
の2リーグ制とします。
この2リーグは毎年の成績で入れ替えを行い。成績下位5チームと巨人がBリーグ、それ以外がAリーグとなります。この2リーグ制が実現したら、関西の某球団は「ファンが求める伝統の巨人○○戦の灯を消すことはできまへん」と涙ながらに大見得を切って見せながら見事におもねり組に回り、その裏で「これで戦力の補強をケチる大義名分ができたで」と舌を出すに違いありません。他のチームのオーナーの皆様方も今は適当に奇麗事を言っていますが、腹の底で何を考えているかが鮮明に見えて、場外乱闘と共にとても楽しめるペナントレースになるのではないでしょうか?さらに、これにより、巨人はドラフト改悪、いんちきフリーエージェントでもなし得なかった「常勝巨人軍」を復活させられることが見込めます。そこまでしても、勝負は時の運といいますから、優勝できない年もあるかも知れません。まあ、それは水戸黄門にも前後編で印籠の出番の無い回が存在するようなものだと諦めてください。

単に巨人がパリーグに移るというよりもグッとクリエイティブなこの案を是非採用するよう皆さんでプロ野球機構に働きかけましょう!

SoftEther Alertについて

一般的なIDSの仕組みに詳しくないので、これがどれくらい画期的なテクニックなのかは分からないものの、SoftEther Alertの仕組みを読んでえらく感銘を受けてしまった。
具体的には、以下の部分。
「トラフィックパターンという、特定の TCP 通信におけるデータの流れる方向の切り替わり点とデータ流量をリアルタイムに記録して判別している。SoftEther に限らず、特定のネットワーク アプリケーションの通信プロトコルには、パケットの中身を見なくてもその通信セッション内の通信データの流量と送受信方向の切り替わり点の監視によって検出可能であり、検出にはほとんどコストはかからない。」

パケットの中身を覗く方式が、「火星で発見した水の痕跡はかつて生物がいた証拠かも?」なんて大騒ぎをする旧来の生物学だとすれば、SoftEther Alertはスチュアート・カウフマンの提唱する「一般生物学」ではないか、というのはやや飛躍が過ぎるかも知れないが、大いなるブレークスルーの可能性を感じてしまった。

やっぱりこの人只者じゃないかも。

大安

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今日は大安、会社設立登記も無事完了しました。

去年の秋に南阿蘇の白水村というところに行きました。白川水源という、日本百名水の中でも屈指の水質といわれる水源で有名なところです。というか、それしかありません。
当然のように水源の回りには名水を売りにした観光客目当ての様々な看板が並んでいます。
「名水たこ焼き」
「名水ラーメン」
ちょっと小腹が空いてはいたのですが、たこ焼きやラーメンに名水を使っていても、それほどありがたみを感じないよなぁ..ということで、車に乗り、銀河高原ビール阿蘇白水工場を目指します。
全てのビールに共通な食券を購入した後、ビールの種類はカウンタでオーダーするシステムらしいので、ビールの券を2枚と子供用にカルピスの券を1枚購入。
一部のビールには「栃木工場限定醸造」なんて表示が見られるので、わざわざ白川水源まで来て、栃木のビールでもないだろうということで、カウンタのバーテンに質問をする。

私「こちらの工場で作っているビールはどれですか?」
バ「全部他の工場で作ったものです」
私「?????」
バ「こちらの工場は去年閉鎖されて、今は他の銀河高原ビールの工場で作ったビールをご提供しております。どの工場も全て名水のロケーションにありますので、美味しいですよ」
私「.....」
バ「(努めて明るく)それから、お子様のカルピスはこちらの白川名水でお作りしています!」

これなら名水たこ焼きでも良かったかも、と考えさせられた、名水カルピスの一幕でした。

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