フジテレビ、ライブドアに345億円の損害賠償請求訴訟

| コメント(0) | トラックバック(0)

まあ、表面的には至極真っ当に思える話である。
粉飾決算で株を高値掴みさせられたのだから、で、その粉飾決算が有罪となったのだから、金返せ、と。

が、肝心なのはもっとそもそもの話まで遡って見たらどうよ、って話である。

そもそも、ライブドアが自社株をフジテレビに売りつけたのか?

否、である。

ライブドアはフジテレビの株を買いたいと言っていたのである。

それをフジのジジイたちが保身に走って、ライブドアの株を買いたいと逆提案をしたのである(憶測)。

ライブドアがフジの株を取得する、というスキームであったなら、ホリエモンが有罪になろうがどうしようが、フジの株主価値は毀損されなかったのだ。有罪となったことを受けて、或いは起訴された段階で、ライブドアから送り込まれた役員を解任していれば、ジジイたちの当初の望み通り彼らの影響力を排除し、金だけいただいてニンマリ、ということになっていたはずだ。

ところが、ジジイたちは自分たちの保身と、株主様から預かった貴重なお金をライブドア株と交換するリスクを天秤に掛けて、自分たちの保身の方を取ったのである。

その結果の大損である。

訴えられるべきはむしろフジのジジイ達ではないのか?

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.galileo.co.jp/mt/webapps/mt-tb.cgi/1723

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.3

このブログ記事について

このページは、ueharaが2007年3月30日 00:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「カブトムシのさなぎ観察キット」です。

次のブログ記事は「ごろごろ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。