Etude Napa Valley Pinot Noir 1985

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etudepinot1985.jpg

某所で安く落ちていたので、まとめて買ってみた。

85はとってもいい年だし、熟成したEtudeのピノを飲む機会なんてそうそうないし...なんて思いつつConnoisseurs'をチェックしたらこの年のEtudeのピノは☆☆☆の評価。!!!と思った瞬間にはクリックしてしまっていた(笑)。

で、そのワインがうちに届いてみると、なかなかに感慨深い。

「ふーん、この頃はまだCarnerosではなくてNapaだったのかぁ...」とか
「もともと880ケースしかなかったところに、きっと大半は早飲みされちゃっただろうから、もう残ってないよなぁ...」とか

さらに、ビンを通しての色合いは見事に照りのある熟成ブル色。
そんなこんなで、期待高まりまくりである。

20年以上も前のワインだし、本来なら少し休ませてからというのが常識ではあるが、いても立ってもいられず、到着翌日には検証と称して抜栓^^;

が、一本目は熱かコルクが緩かったか、というかんじのちょっと逝っちゃってる系。根がケチなので、たいていのワインは飲み干す私でも、半分くらい捨てちゃったというレベル。

中一日置いて、トライした二本目は、軽めの「ブ」。我慢できなくも無いレベル。頑張って飲んだのと、煮込み料理で使ったのとで、ほぼ飲みきることに成功。

が、この状態が続くと、いかに来歴がありがたかろうとも、高い買い物だなぁ...とめげそうになりながらの3本目。2本目から中4日でのトライ。

3本目にして、ようやく当たり!
まだまだしっかりとした果実味に、熟成ピノならではのバイオリン独奏のように酸がツーと伸びる感じ。全ての味わいがきれいなバランスでまとまっている。

「ああ、これこれ」とにっこり満足な一方で、やらしさが足りんというか、まだまだ健全すぎるというか、大感動に至るにはちょっとだけ欠けた要素があるのも事実。

カリフォルニアゆえか、まだまだ時間が必要なだけか....

残りはあせらずじっくり時間を置いて飲んでみたく思う(でも、残りも1勝2敗ペースなら泣いちゃうけど)。

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コメント(2)

カリピノ古酒ってどうなんでしょうね?何となく古酒をありがたがって飲むけど、一度として本当に当たった事ないような気がします。若いうちに飲むと熟成しそうとか思うワインが10年たったら香りだけとか、甘いだけとか、やっぱり酸なのかな?

などと思いつつ、たまにはご一緒したいですね。最近買ってばかりで、飲むのは外ばかりだし。まともなセラーには入りきらなくなって冬の間だけといいながら結構いいワインがボロセラーに眠ってます。

本当に当たったと自信を持って言えるのは、2002年に某氏に飲ませてもらった86のJensenくらいかも知れません。
ただ、断定的なことを言うには90年代のピノが古酒になるのを待たないといけないんじゃないですかね。相当カリピノに偏っている私でもほとんど古酒と言えるものを飲んだことが無いですし...

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このページは、ueharaが2006年12月 7日 21:07に書いたブログ記事です。

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