Gary's great, Bob's boring

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Wine Library TVは見ると面白いのだが、パラパラと斜め読みのできるテキストベースのページと違って、ビデオは確実に15分とか20分とか時間をとられてしまうので、最近はややご無沙汰である。

が、ふと思いついて久々に見た。

#719 Vouvray Wine Tastigである。その内容もそこそこ面白かったが、「昨日のメルロと違って素晴らしいワインばかりで良かった」というコメントが気になったので、ついつい#718 American Merlot Blind Tastingも見てしまった。
このエピソードでは全部で6本のメルロをテイスティングしたのだが、最初の2本は60点台の酷い評価。3本目はブショネで不戦敗。4本目にこの日一番のワインが出たものの、5本目もいまいちなワインと来て、いよいよ最後の6本目。
一口飲んで、「これはいい。悪くない。今日2番目にいい。でも凄くいい訳でも無い..」とちょっと微妙なところ。そこに飛び出したのが「cutest girl in a 6-person city」という如何にもGaryV的名言。思わず吹き出してしまい、やはりWLTVは仕事中に見るべきではないと反省(笑)。

#688のAnderson Valley Pinot Noir Challengeで飛び出した「Expectation is a son of a bitch」というのも名言だと思う。最近一部で評判らしい$35のカリピノを飲んで88点と言った後、「でも、これが同じ値段のブルピノなら90点って言うところなんだけど..」に続いて口をついたのが「You know, expectation is a son of a bitch」だ。この時も、見るとは無しに他のことをしていたのだが、思わず画面に引き戻された。

それに引きかえRobert Parkerのビデオブログは何故映像化しているのかが全く不明な内容。てっきりワインを飲みながら語ってくれるのかと思いきや、最近行ったらしいテイスティングのサマリーをパワポのスライドショーを見せながらボソボソと、かつ、淡々と説明していくだけ。これならテキストの方が全然ありがたい。

去年一年間の事故統計、みたいな話ならテレビより新聞の方が分かりやすくて、今そこで起こっている事故の話だからこそテレビで見たい、という特性を全く理解していないRPに対して、その場でライブに自ら放送事故を起こし続けるGVは実に素晴らしいと再認識したのであった。

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コメント(1)

最初にGaryVeeを見たときは,これからマネする連中がいっぱい現れるんだろうなと思いましたが,モドキをやる人はいても,GaryVeeの域に近付いた人は皆無。思った以上にオリジナリティの高い人なんだと感心してます。

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このページは、ueharaが2009年8月14日 16:10に書いたブログ記事です。

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