結婚記念日

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「結婚記念日を忘れていて奥さんに怒られた」なんて話を良く聞くが、我が家ではそんなことは皆無である。

私がマメに覚えているからでも、奥さんが寛大だからでも無い。当の奥さんが毎年忘れているからだ(笑)。
「結婚記念日どっちが先に思い出すかコンテスト」は大体結婚記念日の数日後に私の方が思い出して私の勝利に終わっている。奥さんが勝ったのはこれまでで1度か2度だけだ。

そんな我が家には珍しく、11回目の結婚記念日だったこの間の土曜日にお祝いをした。結婚記念日に多少なりともお祝いらしいことをしたのは5年目以来のことで、通算でも3回目だ。

なんでわざわざ結婚記念日のお祝いをする気になったかというと、理由は簡単すぎるほど簡単で、とっても飲みたいワインがあったからだ(笑)。

L'Extravagant de Doisy Daene 2003がそのワインだ。

で、それなりのワインなので、それなりの料理と合わせたいと思うわけだが、ガキ連れて持ち込みのできるフレンチに、なんてことをやる金もないので、いきおい自分で何か料理を作ることになるわけだ。そうなると、何時ぞや大感動したソーテルヌとフォアグラのマリアージュがお手本になるわけだが、やっぱり、そういう料理をうちで作るのは何か記念日の方がいいよねぇ、ってことになるのだ。

一方、うちで忘れずに毎年お祝いされているイベントと言えば子供達の誕生日があるわけだが、子供の誕生日に大人向けの料理を作って、お父ちゃん一人酔っぱらっていい気分、なんて展開になれば、奥さんの機嫌の悪化は「結婚記念日忘れた」なんていうのの百万倍くらいになるのは明白だ。そういうわけで、大人が主役でも顰蹙を買わないという理由から、普段我が家では忘れ去られている結婚記念日にご登場願ったのだ。

で、「3種のフォアグラの調理法」などというどこぞのスペシャリテなどが作れるはずもないので、オーソドックスにポワレでバルサミコとハチミツのソースを掛け、下に煮リンゴを敷く、というあたりで妥協。
が、そんな簡単な料理にも関わらず、結果は大失敗。

敗因は冷凍フォアグラを買ってきたのが調理の直前であったこと。もともと、その日の食材調達に午前中に池袋に行ったのだが、東武にも西武にもフォアグラは取り扱い無し。「え゛っ、今時のデパ地下ってそうなの」と驚きつつ、帰宅後は時間の掛かるゼリー寄せとかを作って、一段落したところで近所の三徳に行ったら無事フォアグラがありました。三徳にはスライスしていないガチョウの丸ごとのフォアグラ等もあり、最初から三徳に来ていれば良かったと大後悔。
で、ポワレしてみれば中が冷たいので、仕方なく電子レンジに入れたらお皿中油まみれ(泣笑)。

敗戦処理にロックフォールを用意しておいて良かった、というわけで、L'Extravagant自体は大変美味しくいただきました。

PS これまで結婚記念日をお祝いしていなかった言い訳として、後付けで考えたのが「5月30日が土曜日になったのは結婚以来今年が初めて」というものであった。曜日が一致した年だけお祝いするとすると、次回は6年後の2005年。これくらいのペースなら無理なくお祝いできるかも(笑)。

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コメント(4)

最後の行に誤記がある気がします(年号)

おっしゃる通り、2015年の誤記でした。

私の結婚記念日は2月14日です。非常に賢い選択であったと未だに自画自賛です。

「2005年は、6年後に2005年もののワインを飲むのが今から楽しみだ」の省略だと思ってしまった...

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このページは、ueharaが2009年6月 1日 11:16に書いたブログ記事です。

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