マドンナの東京公演では一部の席がオークションで売り出されるらしい。
オークション制というのが最善かどうかはともかく、コンサートチケットの値段は安すぎると常々思っているので、良いことだと思う。
だいたい、人気のコンサートになるとどうしてあんなにダフ屋がはびこるのかというと、コンサートチケットが不当に安い値段で売り出されているからだ。で、なぜ不当に安い値段で売り出されるかというと、多くのアーチストがCDを売るのが本業で、コンサートは広告宣伝活動and/or単なる自己満足だと思っているからだ。
ちょっと過激かも知れんが、私は簡単にコピーできてしまうようなものに、いちいち著作権料の支払を求めるな、という意見だ。
なぜ、CDを聞いた回数分の著作権料の支払を求めないのだ?なぜ、鼻歌を歌ってる人から著作権料を取り立てないのだ?
それは、そういうところには著作権が及ばないから、ではなく、いちいちやってられないから、だ。
CDを買うときに著作権料を取るのはなぜかというと、CDの生産設備を持ってる人を押さえるのは、鼻歌を歌ってる人を押さえるよりもずっとずっと簡単だからだ。
で、簡単にコピーできるもの(MP3とか)にいちいち課金するな、と思うのは、「違法コピー追放」なんて「やってられない」と彼らが悟るのは時間の問題だと思うからだ。
閑話休題。音楽というのはperforming artsの最たるものであるからにして、音楽家の皆様におかれましては、CDで儲けようなんて思わずに、しっかりライブで稼いでいただきたい。違法コピーを容易にしているその技術が、コンサートチケットに大枚を払いたい人とシートのマッチングをしてくれるわけであるから、じたばたせずにembraceしてくれ、と。
全座席をオークションで売り出す人とか現れないかね?で、GPLでCDの音源をばら撒く人^^;?
『不当に安い』とは思いませんが「こんな席がS席?」なんて
不満は常にあるし、本来なら最前列から段々安くなる位のこと
してもいいですね。