ビールの泡

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というわけで、突然ですが、「ビールの泡講座」の時間です。

飲み会とかで、ビールを注ぐ時にコップを傾けて泡を立てないように注ぐ人がいますが、あれは嫌ですねぇ。ちょっと大げさですが、ああいう人とはあまり一緒にビールを飲みたくないとまで私などは思ってしまいますが、みなさんはどうでしょう?
コップを傾けること自体はOKなのです。但し、コップを傾ける目的は、泡を立てないことではなく、綺麗な泡を立てることなのです。ここはポイントですので、しっかり覚えておいて下さい。
詳しくは、下の図を見てください。
beer.jpg
左の図のように、立てたコップの底にジャブジャブとビールを注ぐと、大きくて不揃いな泡がボコボコと立ってしまいますが、これはいけません。これを避けるためにコップを傾けて、ビールがコップの壁を滑るように注ぐ。そうすると、底に落ちるところでビールが渦を巻きながら、小さくて綺麗に揃った泡を立てる。これが正しいビールの注ぎ方です。
ここで一つ注意点があります。ビールが壁と底の境のところでしっかりと渦を巻くためには、それなりの高さから勢い良くビールを注ぐ必要があります。なので、ある程度以上の大きさの器でないと、これは非常に難しいです。たとえば、居酒屋等でよく見かける、ビール会社の名前が書いてあるようなコップで無理に「正しいビールの注ぎ方」をやろうとすると、下の図のようになってしまいます。
beer2.jpg
これでは回りにビールをこぼすのが関の山なので、本講座では小さいコップの場合には「準・正しいビールの注ぎ方」で妥協するよう指導しています。
「準・正しいビールの注ぎ方」は、初めにジャブジャブとと泡を立てて半分ほど注ぎ、少し待って泡を落ち着かせてから、静かに残りを注ぐ、というものです。本講座受講者の方は、この次の飲み会から、「アサヒビール」と書いてあるような小さいコップへのビールの注ぎ方はこの方法でお願いします。
皆さんも正しいビールの注ぎ方を覚えて楽しい飲み会ライフをエンジョイしましょう。

明日はビールの泡講座第2夜、「理想的なビールグラスとは」です。
それでは、ごきげんよう。おやすみなさい。

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このブログ記事について

このページは、ueharaが2004年3月 5日 18:07に書いたブログ記事です。

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