シュノーケル

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どうして日本のプールはどこもかしこも「シュノーケル禁止」なんでしょう?おそらく「危険だから」ということだと思います。多分そういうことなんだろう、と以前から深く考えることなく納得していましたが、今回ハワイに行ってみて、とても気になり始めました。
というのは、ハワイ滞在中に息子(5才)がシュノーケルを憶えたからです。最初は、どうせできるようにならないだろうから、適当にパイプをくわえて遊んでりゃいいや、と勝手にやらせていたところ、すぐにすいすいと泳ぎ始めました。シュノーケルを憶える前は、息が続かないものだから焦ってバタバタと暴れるように泳ぎ、無駄な泳ぎが多いから進まず、かつ、息がますます続かない、という悪循環だったのですが、シュノーケルがあると息が続く安心感からか、落ち着いて結構すいすいと泳いでいます。5才の子供がこんなに簡単に使えるようになるってことはそんなに危なくないんじゃないの、という疑問が湧いてきます。実際、波が高くて深い海ならともかく、波も潮の流れもないプールで、シュノーケルをくわえたからといって危険度が一気に倍増したりするんでしょうか?しかも、そもそも私が物心ついた頃には既にどこのプールでもシュノーケル禁止でしたから、仮にシュノーケルの危険度を示すデータがあるとしても、少なくとも40年以上前のものしか無いはずなのです。だとすると、戦後すぐの、ろくろく整備されていない海水浴場で、シュノーケルがあっても無くても事故にあっていたような数字を根拠に判断したものがいつまでも生き残っているのかしら、などと勘ぐってしまいます。他の理由としては混雑しているプールでは迷惑、というも考えられますが、最近では人の入りが悪くて閉鎖するプールも少なくないようですから、全てのプールとは言いませんが、空いてるプールでは許可してもいいんじゃないかと思います。何十年も昔に決めたルールを見直しもせず何となく踏襲しているのは詰まるところ、日本人にとってのシュノーケルはアメリカ人にとっての生卵と同じレベルのものだからじゃないかと。別にシュノーケルができるようになったからといって、近くに魚が群れ泳ぐ珊瑚礁の海がある訳じゃなし、だったらわざわざシュノーケルごときのためにルールを見直すメリットも無いじゃないか、ということなのでしょう。・・・と思ってたら、日本で一番シュノーケルができるようになるメリットがありそうな沖縄のビーチは「シュノーケル禁止」のところが多いようです。沖縄の海で泳いだことが無いので良く分かりませんが、ちょっと「なんじゃ、そりゃ??」な気分です。

最後になりましたが、日本全国シュノーケルの使えるプール情報お待ち申し上げております。

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コメント(8)

「シュノーケル」は、ドイツ語のSchnorchelを読むときの発音で、最近では、英語のsnorkelに引っ張られたためか、「スノーケル」と言ったり書いたりすることがあるみたいです。

日本のプールでスノーケルを認めると、なかなか疲れないのでいつまでも泳ぐような輩(やから)が登場する気もしますが、その場合も料金を時間制にすれば解決できるようにも思われます。

私としては、眼下に魚や珊瑚がないと、スノーケルで長時間泳ぐ気になれませんが、確かに水泳の練習で、ビート板(これも死語かも。最近は、キックボードと呼ぶのでしょうか)なるものにしがみついて、顔を大きく水面から上げた不自然な姿勢で脚力強化を図ったって、いつまで経っても泳げるようにはならない訳で、スノーケルにより手足の動かし方を体得してから息継ぎを学んだ方が効果的と思います。

解禁に賛成です。けれどもOKのプールは知りません。すいません。

写真はお子さんでしょうか。もう少し膝を伸ばして水を蹴った方がよいと思います。老婆心ながら。

「老婆心」もpolitically correctじゃないでしょうか・・・

なぜ「シュノーケル禁止」か?
 これについての答えは持っていませんが,おそらくフィンなどの,より「危険な」道具がセットになってくる可能性が高いからではないかと推測します。あるいは,シュノーケル自体が「凶器」になると思っているのかもしれません。いずれにしても,プールでシュノーケルを禁止しないところがもっとあってもいいでしょうね。

ただ,シュノーケルが一般的な泳ぎの上達に役立つかという点ではやや疑問。
nobu92さんのご指摘のとおり,写真の彼はひざが曲がって足が沈んでいますが,その原因は,頭が上がっていることにあります。頭をきちんと入れた姿勢で泳ぐ練習が必要ですが,多分そのときにはシュノーケルを使わない方がやりやすいと思います。

それともう一つ。シュノーケルを海で使う際には,呼吸の仕方をきちんと教えてからにした方がいいと思います。シュノーケルで水を飲んだときの苦しさは,普通に泳いでいた飲んだときより数倍上だからです。

きちんと筒の中の水を噴き上げておかずに、口に吸気とともに海水が入ってくると大人(当時20歳)の私でもパニックになりました。
また、素潜りで迂闊に息を吐ききってしまって、まだ海水面まで数メートルあるときの浮上は、過去の記憶が走馬灯のように浮かぶほど苦しかったです。

それ(禁止されているの)って、プールの監視員が、スノーケルを装着した人が、

・浮かんで楽しんでいるのか、
・自ら動くことができなくなっているのか、

が判別しづらいからではないでしょうか。

使用「後」の写真しかないので分かりようが無いかとは思いますが、使用「前」は本当にひどかったのよ。のびたが溺れているシーンのようなというか、まさにマンガの1コマように見事に手足をバタバタさせて、ほとんど移動しない、と言う状態だったのです(笑)。ここから先に進むのに、シュノーケルが有効かどうかはともかく、ここに至る日数を大幅に短縮してくれたのは確かだと思われます。

両腕に浮き具がついているにも関わらず、のび太のように(って、今ひとつ絵が浮かびませんが)溺れていた図が理解できません。

立ち泳ぎのような姿勢にはなっておられたのでは?

ところで,今年シュノーケル中の事故が多発しているそうです。
シュノーケルの使い方の教育自体,もっと進める必要があるようですね。

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このページは、ueharaが2004年8月13日 16:00に書いたブログ記事です。

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