今日はあまりにも良くできたお役所仕事に遭遇して嬉しくなってしまった。
たまたま都庁の近くにいたので、都庁前駅から大江戸線に乗って帰ろうと思ったが、都庁前から地下鉄に乗るのは初めてなので、地下鉄の入り口がどこにあるのか分からない。「都庁前」というくらいだから、都庁の前でキョロキョロしたら見つかるだろうという当然至極の発想で都庁のまん前くらいまで行ってみた。が、キョロキョロしてもおなじみの地下鉄の入り口らしきものが見当たらない。仕方が無いので天井から下がっている道しるべ状のものをチェックしたがどちらの方向にも都庁前駅の表示が無い。近くの案内板にも地図にも都庁前駅は載っていない。
マジか?「都営」線の「都庁前」の駅が、都庁の前のいかなる案内表示にも載っていないとはどういうことだ???
一生懸命目を凝らしてキョロキョロしたら、少し離れたところに小さく赤紫の丸印が見えた。地下鉄の入り口っぽくは無かったが、そこから階段を下りろということのようだったので、降りていった。が、階下には全く何の案内も無く、右に行けばいいのか左に行けばいいのか再び分からなくなってしまった。しばらく突っ立っていると、人の流れが左にしか向いていないようだったので、流れに従ってみたところ、ようやく駅にたどり着いた。
環状運転すれば便利なものを全乗客を強制的に都庁前で乗り換えさせるクソ不便な仕様にしているんだから、そのターミナル駅たる都庁前にもう少しまじめに客を呼び込みなさいよ、とこみ上げてくる嬉しさを隠し切れないおじさんであった。
大江戸線と言えば、一旦「東京環状線」と名前が決まっていたものを「環状運転していないんだから環状線と呼ぶな」と石原慎太郎が横槍を入れて名前を変えさせたことで有名なわけだが、どうせなら名前を変えさせるのではなく、環状運転するように横槍を入れて欲しかったと思わずにはいられないわけである。
というわけで、大江戸線は東京都民のためにあるわけではなく、光が丘住民の光が丘住民による光が丘住民のための路線なのであるからして、光が丘の地名を「大江戸」と改名すれば、とても腑に落ちる路線名になると思わずにはいられないのであった。
テロ対策で都庁に直接入れる
アプローチが使われていない矛盾。
普通他は閉めてもそこだけはねぇ。
考えられへんわ!