HD-DVDのコピープロテクト用の暗号キーが流出したらしい話を最初に目にしたのは登氏のサイト経由であった。
で、さらにslashdot.jpを経て、Diggに暗号キーを投稿した人のブログとDigg運営者のエントリ削除に対する弁明を読んだ。
弁明は、「僕達だって純粋に民主的に運営したいんだけど、訴訟でも起こされてサイト自体が無くなっちゃうようなことになったら元も子もないでしょう。」とサイトのユーザに理解を求める内容で、苦渋の選択であるのは理解できるし、仕方ないとは思うけど、ちょっと寂しいのは否めない。でも、暗号キー自体は投稿者のブログから入手可能だし、既に多くの他のサイトにも伝播しているし、Diggの中の人にあまり過度な期待をしてもなぁ、くらいに思っていた。
ところが今日、何となくLife is beautifulを見ていたら、少し前のエントリにDiggの後日談(とは言っても先の「弁明」からわずか数時間後の話)を発見。
DiggのChief Architectが先の「弁明」を完全撤回していたのだ。
しかも、そのセリフが泣かせる。
「お前らの言い分は分かった。でかい会社の言いなりにならずに、戦って倒れろっちゅうねんな。コード削除するのはやめるけど、どうなっても知らんぞ。けど、仮に負けてもそれがどうやっちゅうねん。少なくとも戦いながら死んでった事実は残るやろ。」
拍手拍手。久しぶりに胸が熱くなりました。
こういうことがあるから、ひどい奴が大統領やってても、狂牛肉の扱いが超失礼でも、かの国にはいろんな期待を託しちゃうのよね...
それに比べてこっちの国はなんやねん?
Winnyの作者を有罪にしたり、既得権益保護団体のなぁなぁを見過ごしたりしてる場合ちゃうでぇ!!
頼むでほんまに。
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