昨日61円を付けた時点で新聞等に「ライブドア上場来最安値」の見出しが踊ったが、なぜ日本のマスコミは株式分割効果でadjustせずに、nominalな値をベースに報道するのか全く理解に苦しむ。
正確な過去の株価データがないのだが、1万分割前に20万円-30万円という時期があった(多分)ので、分割分を補正すれば上場来最安値はもっと低い水準(20-30円)なのだ。
株式分割=錬金術と言わんばかりの、間抜けな解説が巷にまかり通っているのも、元はと言えば分割前後の判断の連続性を損なうnominal valueベースの報道がその下地を作っているといえるんじゃないのか。分割前に比べたら割高感ありまくりなのに「上場来安値」とか書かれれば値ごろ感を感じてしまう間抜けな投資家もいないとはいえまい。
という訳で、即刻改めていただきたい株価関連の報道姿勢であった。
上場来最安値?
トラックバック(0)
トラックバックURL: https://www.galileo.co.jp/mt/webapps/mt-tb.cgi/1640
コメントする