大逆転

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昔ホイチョイプロのマンガで、「遊園地等のアトラクションで列の先頭近くにいる人たちって、最後尾の人たちに対してえも言われぬ優越感を抱いているけど、『強風によりアトラクション中止』なんていう事態が発生すると、途端に最後尾の人が優越感にひたっちゃうよね..」という感じのマンガがありました。

「改革」というのは、上のホイチョイの例のように、必然的に一定量の「当てが外れた人たち」の生成を伴う、価値転換プロセスでは無いかと思うわけです。それを「米百俵」にたとえる首相は相当に頭が悪い。

今さらなんで、「米百俵」なんてことを言う気になったかと言うと、昨日のネタの続きなわけです。

社長は引退直前の名誉職、というのが慣例化している大企業で、40代社長を大抜擢する。もちろん、50代の人たちは『強風によりアトラクション中止』の悲哀を味わうわけだからブーブー言うけれど、それは「改革に伴う痛み」と割り切って断行するしかない。
一方で、天下り先が無いからと取締役全員が居座って、世代交代が進まず全社員が少しずつ割りを食うというシナリオ。これが、「米百俵」。
「米百俵」はデフレ、経済停滞、現状維持に貢献しこそすれ、「改革」には1ビットも貢献していない。そのことをしっかりと認識しないといけません。

改革に関しては、シュンペーターの「創造的破壊」も良く引用されるところですが、ここで強調しておきたいのは、この言葉はあくまで「創造的『破壊』」である、ということです。私なりの乱暴な解釈では、「人間をなめちゃあいかん。経済をなめちゃあいかん。そんなものは放っておいても再生してくるのだ。肝心なのは『破壊』すること。一番いけないのは、再生後についてのぬるい議論ばかりして、『破壊』の部分が一層ぬるくなること。Economy takes care of itself.なんである。」となります。政府に過度な期待はしていませんので、せめて営利企業のトップの方々には自分たちの営利追求の為に必要な判断くらいはきちっと下していただきたいものです。

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しんせんかんそ - 大逆転に一票 (2003年5月21日 14:39)

僕は就職したことがないので大きな会社の仕組みはわかりませんが、上原さんの「大逆転」が面白かったです。... 続きを読む

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このページは、ueharaが2003年5月20日 12:05に書いたブログ記事です。

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