CATV網上のLoRaWANプラットフォームを活用した
水田水管理システムの開発と実証実験を開始
update: 2020.03.06
株式会社ガリレオ(本社:長野県上田市、代表取締役:合原 亮一)と株式会社上田ケーブルビジョン(本社:長野県上田市、代表取締役社長:母袋 卓郎)および信州大学繊維学部 高橋伸英研究室は、長野県の「AI・IoT等先端技術活用地域課題解決型モデル創出事業」の補助を受け、上田ケーブルビジョンのインターネット回線上に構築されたLoRaWANプラットフォームを活用して、広範囲の水田の状態を一括管理するための水田水管理システムを開発し、実証実験をおこないます。
■LoRaWANについて
LPWA(省電力広域無線通信)の代表的な規格のひとつ。免許不要の920MHz帯の周波数を用い、最大伝送距離は10km程度。
今回の実証実験では、長野県上田市塩田地区周辺の上田ケーブルビジョンの電柱や受信設備等の10箇所程度にLoRaWANゲートウェイを設置し、塩田地区一帯の水田をカバーする。
■水田水管理システムについて
水位・気温・水温が取得可能な電池駆動の無線センサ端末を開発し、実売価格1万円程度を目指す。水田上に設置したセンサ端末から送信された情報はLoRaWANゲートウェイから上田ケーブルビジョンのインターネット回線を経由してクラウド上に蓄積される仕組み。センサデータの表示や管理、警報機能等を備えたアプリケーションを開発し、水田の状態を自宅や外出先でもパソコン・スマートフォン等を使って管理できるようにすることで、農家の管理コスト低減を狙う。
■事業概要図
■株式会社ガリレオ 会社概要
本社所在地:長野県上田市常磐城5-3-29
代表者:合原 亮一(ごうはら りょういち)
ホームページ: https://www.galileo.co.jp/
業務内容:翻訳・システム開発・学会業務情報化サービス・再生可能エネルギー関連事業
■株式会社上田ケーブルビジョン 会社概要
本社所在地:長野県上田市中央6-12-6
代表者:母袋 卓郎(もたい たくろう)
ホームページ: http://www.ucv.co.jp/
業務内容:有線一般放送事業・電気通信事業
■信州大学 繊維学部 高橋 伸英 教授
所属:化学・材料学科 ファイバー材料工学コース
研究分野:反応工学・プロセスシステム、環境技術
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ガリレオ
お問い合わせ先: info@galileo.co.jp