2009年6月アーカイブ

滅多に電話をやりとりしない人から電話があると、「訃報??」とつい思ってしまうお年頃になってしまったわけだが、普段全く電話で話すことのないH君から携帯に着信があった時にも訃報をまず疑ってしまったのだった。
H君とは小中高大学まで同じ学校だったのだが、同じクラスになったのは小学校の時だけで、高校の時にはほとんどしゃべったこともなく、大学は学年も学部も違ったので一度も見かけたことがなかった。

「??」と思いつつ電話に出てみると、用件は幸いにして訃報ではなく「Yさんが東京に来るって言うてるからメシでも食うか?」というものであった。

と聞くと至極まっとうな用件だが、Yさん(♀)とは30年以上会ったことがない。小中と同じ学校だったが小学3-4年生で同じクラスだった以外には大した接点が無かったので、小学4年生を起点にすると36-7年くらいご無沙汰している勘定だ。

 

それでも、Yさんというのは「それ誰?」というような存在では決してないのだ。

何でかというと私はYさんと「決闘」したことがあるからだ(笑)。

 

とっても「活発(笑)」だったYさんとは、当時お互いに隙があれば蹴りを入れるというのが当たり前だった訳だが、どういう経緯だったかはよく憶えていないものの、あるとき決闘を申し込まれたのだ。その内容は「放課後砂場に来い」というような内容だったので、当然のように受けて立ち、砂場にも行ったような気がするのだが、その後どうなったのか、という記憶が全く欠落している。

 

決闘と言っておきながら、殴った記憶も殴られた記憶もないので、ギャラリーが多くなりすぎて、気恥ずかしくなり逃げた、あたりが真相ではないかと思いつつも、やっぱり記憶がない。今度お会いすれば、そのあたりの真相が判明するかも知れないが、真相を知りたい気持ちも全くない(笑)。

 

でも、うれし恥ずかし&怖いもの見たさで近日中にYさんにお会いする予定。

 

内容次第で続報します(笑)。

最近下の子が幼稚園に行くようになり、これまで朝の定番だったNHK教育テレビを付けていては登園準備が全然進捗しないことから、NHK総合テレビを見るようになった。

で、最近気になってるのが「つばさ」の主題歌である。

冒頭部分が「ヨメの春」としか聞こえないのだが、「つばさ」は嫁姑話とはほど遠い内容だし、何と歌ってるんだろう、と。

もう一つ気になっているのが、「つばさ」の前の時間帯のニュースでキャスターをやってる守本奈美アナウンサーである。つい集中して見ちゃいます(笑)。
前回のエントリで拙作の3D動画をご紹介したわけだが、「そんなもん紹介されても『赤青メガネ』なんか持ってないがな」という人が大半ではないかと思う。

それに対する解決策の一つは、当たり前すぎて恐縮だが、「赤青メガネを入手する」というものである。
googleやyoutubeで'anaglyph'、'アナグリフ'等で検索すると世の中には意外なほど多数の3D映像があることに驚かれる方も多いのではないかと思う。
で、それらを見るための赤青メガネだが、こちらのサイトでは1個80円から販売されている。80円くらいならその辺に出回ってる3D映像で楽しめば十分元を取れるレベルではないかと思われる。

とは言っても、「そんなもん一個だけわざわざ買うかいな」という人が大多数だと思われるので、交差法で(より目にして)見れば、メガネ無しで立体視できる画像もご紹介。

Minoru 3D Webcam Photo3.jpg

この方式は色再現性でもanaglyph(赤青メガネ)方式に勝るのだが、折角VGAの画面があっても各眼用の画像はQVGA相当になってしまうのが欠点。その点は、同じ静止画をanaglyphにした下の写真と見比べれば一目瞭然。

Minoru 3D Webcam Photo3anaglyph.jpg

上の静止画でより目立体視ができるようになったら、下の動画も立体視できるはず..




と、自分で書きながらも、何となくハードル高い感じがしまくりなわけだが、それにめげずにもうちょっと3D映像が流行ってもらえないものかなーー.....と....

PS 私自身は交差法の方がずっと楽なので、載せてませんでしたが、ご要望にお応えして平行法の静止画と動画も貼り付けました↓。あと、各画像の右端が切れていたので、元の画像にリンクしておきました。


Minoru 3D Webcam Photoparallel.jpg

シネマトゥデイによると「今年は立体映像元年!日本でも3D映画ブームが一気に加速の予感!」だそうだ。

3D映画を見るのも良いが、「自分で3D動画を撮ってみたい」ということになると、今のところこの "Minoru 3D Webcam"よりもかんたんなソリューションは世の中にない(露骨な宣伝で申し訳ない)。

自分でもいくつか3D動画を撮ってみたが、3D向きの素材というのが意外と難しい。

当たり前だが「遠近感」というのは相対的なものなので、3Dの御利益をしっかり感じるには、ごちゃごちゃとした絵の方が良いと思う。立派な桜の木の枝振りなんかはいい感じに撮れるんじゃないかと思うが、残念なことにMinoru君は常時絞り開放なので基本的に室内用なのだ。薄暮曇天を選んで撮影に行けばいいようなものだが、そうこうするうちに桜はとっくに終わってしまった。

室内でぐっと来る3D映像と言えば、綾波レイのフィギュアに1cm以下の距離から超接写、なんて言うのを思いついたりするわけだが、WALL-E似のMinoru君は目と目の間がけっこうあるので、被写体との距離が30cm以上ないと立体的に見えないのだ。

一方で「風景」ってくらい遠いと、これまた立体感がいまいちだし、さっきも言ったように屋外には強くないし...ってことで、なかなか被写体の選択が難しいのだ。

そんなこんなの制約を考えると、旅館の配膳風景などというのは割と3Dで見て楽しい素材ではないかと撮ってみたのが以下。
今年の連休にM財閥の所有する下田のホテルにお邪魔した時の朝食風景である。



「私ならもっと素晴らしい3D動画を撮れる」という方は、是非amazonにてお買い上げを(笑)。
ワインの名前だけ繰り返し出てきたのもちょっとナンな気がするので、簡単に感想を。

L'ExtravagantとはソーテルヌのシャトーDoisy Daeneが鬼気迫る気合いで(実際の気合いは見たことありませんが(笑))数樽だけ作る、「垂涎」という形容がまさにピッタリの甘口デザートワイン。
パーカーもとても高く評価していて、彼がこれまでにレビューしたVintageである90、96、97、01、03、05、07の点数はそれぞれ95、98、98、98、99、96、(97-98)と、とんでもないレベルである。

で、そのパーカー99点とか言う2003が手元にあったので飲んでみたわけだが...

香りは陶然とするほど素晴らしい。ボリュームも複雑さも文句なしで、これだけなら100点と言われても大納得のレベル。味わいの濃縮感も素晴らしいんだが、ちょっとだけ甘味側に寄りすぎてませんか?もちろん甘味の頼りないデザートワインなど論外なわけで、極上と言われるデザートワインにはこれくらいのしっかりした甘味を期待するのだが、もうちょっとだけこれとバランスする酸がないと、料理と合わせた時の重層性がいまいち生まれてこない気がする。「どっちもサンプリングは44.1KHzだし、こっちも帯域目一杯使ってます」と言われても、「現にあっちのCDの方が倍音が綺麗に出てるやん」という感じの微妙な差がYquemとの間にあるような気がした。

とはいえ、大満足のレベルには違いなく、節目節目に行く末を見守っていきたい素晴らしいワインではある。
先週大失敗に終わったフォアグラのポワレだが、そもそもフォアグラを食おうと思った原因であるところのL'Extravagantも若干残っていたので、この間の日曜日に再チャレンジした。

結果は大成功。ちゅうか、小麦粉はたいて焼くだけなんやから、普通に解凍できてたら失敗せんって。
というわけで、L'Extravagant共々大変美味しくいただくことができました。煮リンゴも心なしか2回目の方が美味しくできたように思いました。

めでたしめでたし。
DSC00062.JPG

昨日、庭に干してあった洗濯物にとまってたちょうちょ。 洗濯物を取り込む時も、とまったままだったので、そのまま家の中で放し飼い状態。 砂糖水をあげたいのだが、どうすればエサと認識してもらえるのだろう?
fod.jpg


近所に4月にできた公園。
日本でも内野が芝生のグランドで草野球ができるようになったんですねぇ...と言っても、生まれてこの方内野を守らせてもらったことなんか無いんだけど..
まさに人間のクズの所業と呼ぶにふさわしいレックスHDのMBOについてはこのブログでも過去に取り上げたが(こことかここ)、不当に安い買い取り価格を不服として一部株主が起こしていた訴訟が5月29日結審した。最高裁が抗告を棄却して、原告(株主)側の勝訴が確定したのだ。

裁判により決定された買い取り価格は336,966円で、TOB価格の23万円よりも10万円ほど高い。
ここで、この23万円という買い取り価格が以下に酷いものであるかという点をおさらいしたい。

rexgraph.jpg

訴えを起こした株主達が問題にしていたのはTOB価格算出に当たって、2006年8月下旬の業績下方修正後の1ヶ月間の平均株価を基準としていたことだ。通常はTOBに至るまでの6ヶ月とか12ヶ月の平均を用いることが多いのに、下方修正により安くなった後の株価のみをTOB価格の算出に用いるのは不当であるというものである。「たまたま下方修正を強いられる経営状況であった」という前提で考えても不当と判断されうる平均値算出期間であるのだが、「こいつら、TOB価格を下げる目的で、わざと大幅な下方修正をしたんとちゃうか」と疑うに足る状況証拠があるので、どうにもこうにも許し難いのである。その状況証拠とは、TOBの受け皿になったファンドが8月下旬の業績下方修正の直前に設立されていた、というものである。下方修正の時点では既に「少しでも業績を悪く見せたい、少しでも株価を下げたい」というインセンティブが働く状態にあったのである(実際、東京高裁も経営陣が実態よりも悪く見せて株価を下方に誘導したことを推認している)。

そこを認めたにしては、336,966円はちょっと安い気がするが、裁判所が強制力を持って決定する価格というのは合理的に推定される価格帯ど真ん中というよりは、これを下回ると明らかに不当、というあたりであるべきかなという気もするので、まあ妥当であろう。

何よりも残念なのは、この判決の恩恵を受けるのが株数にして784株、レックスの発行済株式数の0.3%に過ぎないという点である。レックスが余分に支払う買い取り額は高々8000万円である。TOBで彼らが買い集めた20万株全てに適用されていれば200億円くらいの損失を与えられていたんだけどね。その点だけが残念であるが、本判決が今後今回のような非道なMBOに対する抑止力となってくれるであろうことは大いに評価したい。

本エントリの作成に当たっては以下のサイトを参考にさせていただきました。

アドバンテッジ被害者牛角会ホームページ
レックス事件、勝訴確定。正義が勝った。
レックスHK事件に対する最高裁決定(東京高裁判断を認容)
レックスホールディングスMBO株式買取価格


「結婚記念日を忘れていて奥さんに怒られた」なんて話を良く聞くが、我が家ではそんなことは皆無である。

私がマメに覚えているからでも、奥さんが寛大だからでも無い。当の奥さんが毎年忘れているからだ(笑)。
「結婚記念日どっちが先に思い出すかコンテスト」は大体結婚記念日の数日後に私の方が思い出して私の勝利に終わっている。奥さんが勝ったのはこれまでで1度か2度だけだ。

そんな我が家には珍しく、11回目の結婚記念日だったこの間の土曜日にお祝いをした。結婚記念日に多少なりともお祝いらしいことをしたのは5年目以来のことで、通算でも3回目だ。

なんでわざわざ結婚記念日のお祝いをする気になったかというと、理由は簡単すぎるほど簡単で、とっても飲みたいワインがあったからだ(笑)。

L'Extravagant de Doisy Daene 2003がそのワインだ。

で、それなりのワインなので、それなりの料理と合わせたいと思うわけだが、ガキ連れて持ち込みのできるフレンチに、なんてことをやる金もないので、いきおい自分で何か料理を作ることになるわけだ。そうなると、何時ぞや大感動したソーテルヌとフォアグラのマリアージュがお手本になるわけだが、やっぱり、そういう料理をうちで作るのは何か記念日の方がいいよねぇ、ってことになるのだ。

一方、うちで忘れずに毎年お祝いされているイベントと言えば子供達の誕生日があるわけだが、子供の誕生日に大人向けの料理を作って、お父ちゃん一人酔っぱらっていい気分、なんて展開になれば、奥さんの機嫌の悪化は「結婚記念日忘れた」なんていうのの百万倍くらいになるのは明白だ。そういうわけで、大人が主役でも顰蹙を買わないという理由から、普段我が家では忘れ去られている結婚記念日にご登場願ったのだ。

で、「3種のフォアグラの調理法」などというどこぞのスペシャリテなどが作れるはずもないので、オーソドックスにポワレでバルサミコとハチミツのソースを掛け、下に煮リンゴを敷く、というあたりで妥協。
が、そんな簡単な料理にも関わらず、結果は大失敗。

敗因は冷凍フォアグラを買ってきたのが調理の直前であったこと。もともと、その日の食材調達に午前中に池袋に行ったのだが、東武にも西武にもフォアグラは取り扱い無し。「え゛っ、今時のデパ地下ってそうなの」と驚きつつ、帰宅後は時間の掛かるゼリー寄せとかを作って、一段落したところで近所の三徳に行ったら無事フォアグラがありました。三徳にはスライスしていないガチョウの丸ごとのフォアグラ等もあり、最初から三徳に来ていれば良かったと大後悔。
で、ポワレしてみれば中が冷たいので、仕方なく電子レンジに入れたらお皿中油まみれ(泣笑)。

敗戦処理にロックフォールを用意しておいて良かった、というわけで、L'Extravagant自体は大変美味しくいただきました。

PS これまで結婚記念日をお祝いしていなかった言い訳として、後付けで考えたのが「5月30日が土曜日になったのは結婚以来今年が初めて」というものであった。曜日が一致した年だけお祝いするとすると、次回は6年後の2005年。これくらいのペースなら無理なくお祝いできるかも(笑)。

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