最近我が家のブームは「ことわざかるた」だ。
下の子はまだ字が読めないので、絵の雰囲気で適当に取る。
「鬼の目にも涙」とか「豚に真珠」とかはそのものずばりの絵なので、一目瞭然なわけだが、「論より証拠」とか「楽あれば苦あり」とかは大人が見ても画家の苦労の後が見て取れるような絵柄で、下の子もなかなか苦戦中である。
感心したのは下の子が真っ先に覚えた取り札が、どちらかというと後者のカテゴリに属する「負けるが勝ち」であったこと。
どんな絵柄かというと、兄弟げんかでお兄ちゃんが勝ったけど、お兄ちゃんはお母さんから怒られて、弟がこっそり舌を出しているという絵である。
切実な知識は放っといても身につくという素晴らしい実例かと...
ちなみに、一番好きな札は「棚からぼた餅」。少し前に兄妹で「鼻から牛乳」ブームがあり、何でもかんでも「ちゃらりー、鼻から○○」と歌っていたのだ。「ぼた餅」になじみのない彼女には棚から落ちてくる物体が「コロッケ」に見えるらしく、その札を取ると必ず「ちゃらりー、鼻からコロッケーー」と歌ってくれるし、また、そのワンフレーズを歌いたいばかりに懸命に「棚からぼた餅」を取ろうとするのであった。
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