小室哲哉氏が逮捕されたらしい。
流行ってた頃は聞くたびに、なんて下手くそな歌詞を書く人だろうという印象であり、特に思い入れなどはないが、一時期仕事で多少の関わりがあったこともあり(当時超売れっ子のご本人とはお目通りかなわなかったが)、なにがしかの感慨はある。
という小室哲哉氏の曲の中で一番印象に残っているのは、表題のI'm Proudである。実のところ印象に残っているのは曲自体というよりもこの曲のプロモーションビデオである。
「どやっ!小室と寝るちゅうのはこういうこっちゃ!」という「どやっどやっ」感が全編満載で実に素晴らしい映像ではないか。どやっどやっ光線をまともに浴びた華原朋美はあるところでは天にも昇る夢見心地で歌っているかと思うと、あるところでは既に権力者の正室としての権力を手にしたものとしてどやっどやっ光線を自身から発し始めていたりすると言う、これまた素晴らしさである。
根が貧乏人なもので、金持ちに対する憧れは失ったことがない私ではあるが、その一方で、大金を手にしても豪邸に住んで、美味しいもん食って、自家用ジェットに乗ってというくらいのものかと思うと、羨ましいと言えば羨ましいが、でもどっちでもいいかなぁ...程度のものであったりもする。
が、このプロモーションビデオの中の小室哲哉はメチャクチャ羨ましい。もし大金持ちになったら、絶対にLAのビルの屋上で小室哲哉ごっこをしたいと思わせるインパクトがある。インパクトありすぎて、たまったビックカメラのポイントでI'm Proudのビデオを買ってしまったくらいだったのだ。さらにさらにインパクトがありすぎて、せっかく買ったビデオテープがデッキに絡まってしまい、それが原因でデッキ自体まで壊れてしまったのはさすがに行き過ぎであろうと言う、それくらいのインパクトだったのだ。
今回の一件ではあちこちで「転落」「転落」と書かれている小室哲哉氏だが、まあ転落できるくらい高いところまで上って来たんやからええやんか、と言いたくもなるような素晴らしいI'm Proud(のビデオ)であったことよ。
YouTubeで見ました。たしかにビルの屋上を貸し切ってのパフォーマンスは金がないとできないですよね。