2006年印象に残ったワイン(7)

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さて、今年もいよいよ残り20日を切った訳だが、今年中に終わるのか本シリーズ?
当初Part 8で完結の予定だったが、今日の1本は当初予定に無かったものなので、Part 9まで書くことになりそうである。というわけで、ますますピンチ。

と、前置きばかり書いていても何なので、今日の本題へ。

今日のワインは
2004 Meursault Coche Dury

意外なことにMeursaultの超ド定番であるところのCoche Duryを飲むのは今回が初めてであった。実は飲んだことはあって、単に忘れているだけではないかと思ったりもするが、少なくともDBに記録が無く、記憶も不確かなので、大感激するようなボトルに出会っていないのは確かだ..(多分)

このワインは最初は小田急のワインフェア併設のワインバーで飲んだのだ。しかも、平日の昼間っから(笑)。

で、香りをかいだ瞬間から「来た、これは来てる」感がいきなり満載。これ系は、飲み干した後もグラスがいつまでも旨いという奴ですよ。アタックのみちょい大人しめだが、その後スイスイ伸びるテキスチャとモワンと幸せに浸れる余韻に至るまで、全てベクトルが旨い方面を指している感じだ。

超グランクリュにあるような、お宅何隠し持ってますのん?この先どう化けますのん?みたいな末恐ろしい感が無い以外は完璧だ。唯一完璧でなかったのは、注いでくれたおじさん(ソムリエだったのか?)に「これ、いいですね」と話しかけたら「そうですか?」と興醒めな返事が返ってきたことくらいだ(笑)。

まあ、そこで「でしょー!!!!」から始まって熱く語られたら、バカな本数を買ってしまっていたかも知れないので、ちょうどいい具合に醒ましてくれたとも言えよう。

数日後にボトル1本を3-4人で飲んだが、やはり旨い。で、買い増そうと売り場(既にフェアは終わっているので通常の狭い売り場)に行くと、ちゃんと売ってるのだ。さらに数ヵ月後に行くと、まだ残っていたので、さらにお買い上げ。

毎年「あほちゃうか」というくらいワインを買っていながら、「試飲して美味しかったから買った」のは大丸の催し会場で某氏にリリース直後のLafite 98を注いでもらって以来なので5年ぶり..などというのは我ながらいびつな購買行動かと。さらにいうと、秒殺、瞬殺が当たり前のブルゴーニュのワインで美味しかったからリピート、なんて買い方が出来たのもとても貴重な経験。結局、このワインは翌年(=今年)のワインフェアまで売れ残っていたらしい。メディアやメルマガで煽られなければこんなもんなんですかね?

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このページは、ueharaが2007年12月13日 23:54に書いたブログ記事です。

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