それにしても、京都府警はまさか有罪を勝ち取れると思っているんだろうか?
しかし、いくらなんでも、そこまで馬鹿だとは思えない。だから、尚更性質が悪い。
どういうことかというと、裁判で容疑者を有罪にすることではなく、逮捕というパフォーマンスに意義があると思ってやってるんじゃないかということだ。逮捕した、という事実だけで容疑者(及びファイル交換全般)にダメージが与えられると思ってやってるんだとしたら、法治国家において、司法の立場に無いものが人を裁いてしまっていると言えるのではないか?まあ、このパフォーマンスを意義あるものにしてしまう国民性にも問題があるんだろうが、しかし、この逮捕のための逮捕(と決めつけちゃってますが)はケシカラン。やり方もケシカランが、そのやり方で守ろうとしているのが「著作権」の名を借りた単なる既得権益であるのもケシカラン。
この事態に便乗して、こんなコメントを出す輩が現れたりしては、グルになってやってるとしか思えなくなってくる。「今回『は』捜査に協力していない」なんて、わざわざコメントするな、っつーの!
より本質的な問題としては、著作権に関しては、なぜ著作権は守られるべきかという基本に立ち返ってしっかり議論して欲しい。国益のために、むやみやたらと既得権益者の権利保護に走るアメリカに盲従していては、全然いかん。この件に関しては、イラクへの自衛隊派遣の轍を踏まないで欲しいと切に願う。
久々にちょっと真面目になってしまった...
CDが売れないのは、「アーティスト」たちの質が悪いこともあるし、ケータイの料金のせいもあるけど、つまりは幅広い世代から支持される人気者がほとんど居なくなって---レコード大賞の凋落時期と一致か---市場が断片化しきってしまったからで、今後も多様化とザ・インターネットのお陰さまをもちまして、「アーティスト」受難はますます増すでしょうね。