どことは言いませんが、とある日本の超大企業で今年度役員の交代が「ゼロ」らしい。そんな会社の役員の交代には別に興味は無いけど、その理由が情けなくて涙が出ます。
理由
「現職の役員さんたちに『天下り先』を用意できないから」
こんなことでいいのか、っていいわけ無いんだけど、困ったもんです。その会社も今のままの業態では早晩行き詰まるのが目に見えていて、早急かつ大胆な『改革』を断行しないことには生き残れないはずなのに、「ジジイの退職後の処遇」という相当にプライオリティの低そうなことがらさえ『改革』できないというのは、相当寒いです。『抵抗勢力』って奴が「流れに掉さしている」という状態であるならば、棹を抜けば流れていけそうな気もしますが、完全に淀んでしまっていますから、『抵抗勢力』がどうとかいうレベルの話じゃないです。そういう組織に長く暮らしていると、そういう価値体系もリアルなものとして普通に受け入れられてしまうんですよね。それにしても、かなり気が滅入るお話でした。
前の社長の「流れに掉さす」記事はみました。